来ちゃいなよ。ゆざまち

開墾日記のその後!

2023-08-23

/ by kaori

 

「自然農的開墾日記その8」という2019年12月の開墾日記の記事を最後に、その後の動向が気になっていた私。

果たして開墾後の畑はどうなっているのでしょうか!?ちょくちょく畑に遊びに行ってみました!

わ~、なんということでしょう!あの荒れ果てていた土地が、立派な畑になっています!作物もすくすくと育っています♪

情報発信担当の地域おこし協力隊として、当時活躍していた和島元隊員。(このサイトの開設を担当。HP、ポスター作成や動画撮影もなんのその!)

最近は野菜の栽培だけでなく、「メンマの加工」や「野菜の加工品」など幅広く取り組んでいるんです!遊佐ライフを満喫していますね~♪

「まえむき。FARM」 景色がいいです!

耕作放棄地を一から開墾し、ご夫婦で自然栽培の野菜を育てています。主にオンラインショップにて販売。

 

野菜は、伝統野菜や在来野菜、固定種の野菜を栽培。(一部自家採種も行っています)

全国各地で昔から代々種が受け継がれ、栽培されてきたきた野菜たち。発芽の時期や形、生育のスピードがそろわず、まちまちだったりします。その分スーパーに並ぶ、形や大きさがそろった品種改良された野菜より、栽培にコツが必要だったり、手間がかかったりします。

 

そんな伝統野菜ですが、品種改良された野菜と違って昔からの野菜が持つ、野菜本来の濃い味わい、うま味があります!「まえむき。FARM」では、美味しい野菜が食べたいと手間暇はかかりますが、一つ一つの野菜の個性を大切にして栽培しています。

実際に栽培している野菜は、育てて美味しいと思った野菜をセレクトしているそう。

畑は土を大切に。虫や微生物、乳酸菌や土壌菌と一緒に育てています。

農薬や除草剤・化学肥料不使用、動物性有機肥料不使用(米ぬかや油かすなどの植物性有機物は使用しています)のほぼ自然栽培。安心安全ですね。

畑には昆虫や植物たちがあふれています~。土の中にも生き物がいきいき。

2月の種まきと、5月のポットの苗の様子。色とりどりの苗がきれいです。

6月の畑。すくすくと育っています。

7月、8月の夏野菜。美味しそうです。ハラペーニョ、オクラ、キュウリ

ナスだけでもこんなに種類が!泉州絹皮水ナス、ジャパニーズピクリング(長ナス)、白ナス、早生真黒茄子

ミニトマト。夏の青空の下、まだ緑色のトマトも映えます~!

マンズナル(いんげん)、ズッキーニ

ビーツは、ナスとコンパニオンプランツのマリーゴールドと一緒に植えてありました。マリーゴールドは、防虫効果や殺菌効果があるそうです。

赤オクラと赤シソ。シソもコンパニオンプランツなんだそう。シソの香りを嫌がり虫が寄ってこないのだとか。

12月の冬野菜。コールラビ、大根、赤大根

冬野菜もしっかりと育って美味しそうです。赤カブ、赤水菜、ケール

遊佐町役場での即席「野菜販売会」にて。職員の皆さんにも人気です!

ゴーヤ、UFOズッキーニ(火を通すとトロトロに)、泉州絹皮水ナス(生で食べれて、とっても甘い!)、ジャパニーズピクリング(長ナス。焼きナスがトロトロ美味)、ハーブ研究所半白キュウリ(パリパリ食感でほろ苦い)

夏の野菜たち一部をご紹介。まだまだ他にもありますよ~。

ビーツ、コールラビ、マンズナル(いんげん)、ミニトマト、ハーブ研究所半白キュウリ、バンビーノ(ズッキーニ)、UFOズッキーニ

 

「まえむき。FARM」和島さんご夫妻のこだわりが詰まっている野菜たち。一つ一つ豊かな大地の味わいがします♪ しみじみ~。

 

 

そして気になる「メンマの加工」。遊佐の孟宗竹で作っているんです。

遊佐町もだんだんと放棄竹林が増えてきています。所有者が高齢となり管理ができなくなってきているとのこと。

 

「竹害」を「竹益」に!放棄竹林を整備して竹を活用しようと、和島さんは竹炭や竹チップを作ったり、メンマの加工をしています。

竹炭は、畑の土の中に混ぜ込むと、土中の微生物や菌類の住処となり土壌中の環境を良くします。「まえむき。FARM」で活用しています。

竹チップも畑に混ぜ込み、土壌改良を行っています。竹チップに含まれる乳酸菌が土中の微生物を活性化。農作物の成長を促進し、甘みが増して食感が良くなります。病気・害虫被害の減少などにも効果があるそうです。

メンマの加工は、幼竹(1m~1.5m)の刈り取りから始まります。最盛期は毎日軽トラ1台分収穫し、次々と茹でて仕込んでいるそう。こ、これは体力勝負ですね!

一つ一つ皮を剝く作業も手間がかかります。竹の皮も活用!そのまま畑に撒き、発酵・熟成・分解させています。

そして、メンマは何度も試作を繰り返して、2022年10月~販売を開始!

燻製醤油メンマ、燻製メンマディップ(写真右から)

燻製というひと手間をかけた、こだわりのメンマになっていますね~。お酒に合うというのもミソ!瓶詰が手土産にも好評とのこと。

そして、ラーメン屋さんへのメンマの提供も開始!

遊佐町のラーメン屋「中華そば 七郎」。メンマのトッピングができます。(メンマは七郎の味付けで美味しさを楽しめます。)

 

穂先の部分を厳選して提供!柔らかく味が良いと人気です。店主さんも国産のメンマが提供できると喜んでいます。

今年の初メンマは9月頃~予定とのこと。瓶詰のメンマも購入できますよ~。(※時期によっては、手作りのため数に限りがあり完売のことあり)

 

◆中華そば 七郎

営業時間: 平日11:00〜14:00、土・日・祝11:00~15:00

定休日:水曜、第3木曜(祝日の場合は翌日)

※最新情報はホームページで確認ください。

旬の野菜で作る加工品も作っていますよ~。種類はその時採れる野菜次第で、時期や数量も限定とのこと。毎回どんな加工品ができるのか楽しみですね♪

 

無添加ジャム(冬瓜とシナモン、ハックルベリー、完熟ゴーヤ)、粕漬け紅芋菊の大人のディップなどなど・・・

最近は、ジェノベーゼを改良したり、新たにビーツのパスタソースの開発をしているとのこと。ビーツのソースが一押しなんだとか。

 

瓶詰の加工品は、道の駅 鳥海 ふらっと、グリーンストアさんでも購入できます。(※ジャムはグリーンストアのみ。時期、数量限定のため完売のことあり。)

 

◆道の駅 鳥海 ふらっと

営業時間: 9:00〜18:00(11月〜2月 9:00〜17:00)※直売所:9:00〜17:30(11月〜2月 9:00〜16:30)

定休日:12月31日・1月1日

◆グリーンストア

営業時間: 9:30〜19:30(ドリンク・ソフトクリーム11:00〜16:00)

定休日:元旦のみ

これからも、さらなる活躍が楽しみな「まえむき。FARM」の和島さんでした!

 

 

メンマの過去記事はコチラからどうぞ

メンメンメンメンマ!!  、メンメンメンマ!!その2

メンメンメンマ!!その2番外編  、メンメンメンマ!!味付け!!