春の丸池様
いよいよ暖かくなってきて、春の陽ざしも日に日に強くなってきました。お出かけにいい時期が来ましたね♪
鳥海山の南のふもとにある、丸池様へレッツゴー。春もいいんですよ~、木の葉が茂っていないので見やすいんです。(撮影 2022.3月末、4月上旬)
夏の梅花藻の花が咲いている時もいいのですが、
こんな、この時期に咲いている花もかわいいんです!キクザキイチゲ
紫色もありました。周りには、ばんけも顔を出しています(庄内地方ではふきのとうのことをばんけと言います)。
すみれもちょこっと発見。ナガハシスミレというのだそう。スミレも沢山種類があって見分けがつかないです。。。
牛渡川に梅花藻がそよそよ。
透明でしばし見入ってしまします。水源が鳥海山からの湧き水ほぼ100%、というだけありますね。
水草も茂っています。
丸池様へ向かいます。杉林がありますので、花粉症の方はご注意ください!
こちらもきれいだなぁ~と見ていると、
ん、何か泳いでる??
鮭の稚魚でした。気持ちよさそう♪これから大海原へ旅立っていくのね。
すぐ隣の箕輪鮭孵化場で、鮭の人工ふ化事業を行っているんです。豊富で新鮮な湧水がいいんだそう。
鮭の情報は、過去記事からどうぞ 遊佐の鮭 鮭とば&寒風干し
動画で、牛渡川の様子&鮭の稚魚をご覧ください。
林の中へ進んでいきます。
左に看板が。文字が薄くなってますが、「この丸池とその周囲は当社の神域です 一切の動植物の採集を禁止します」とあります。
丸池様は鳥海山大物忌神社の一部で、池そのものが御神体なんです。信仰の対象として地元の方から大切に守られてきました。
神社の情報は、過去記事からどうぞ 鳥海山大物忌神社 例大祭
こちらにも看板が。以前はご神域、木が鬱蒼として近寄りがたいということもあり、遊佐町の人でも知る人は少なく、行く人もいなかったと言います。
昨今、SNSの影響などで人気スポットになり、立ち寄る人が増えたためロープをはって池の際の植物を守るようになりました。
周りの木々は原始林で、遊佐町の天然記念物になっています。原植生のタブノキ(常緑樹)がわずかながら残存しています。
貴重な自然は壊さないようにしたいですね。ちなみに杉の木は植林だそうです。
木々の間から丸池様が見えると、池の色に見入ってしまします。
丸池様の水源も湧き水100%。水温は約11℃と年間を通して一定、水温が低いため沈んでいる木は朽ちないで残っているのだそう。
直径約20m、水深約3.5m。透明なので深さがあるように見えません。
晴れていて風が弱いと、日差しが池の底まで届いてよく見ることができます。
中々ないので何回か撮影に通いました(タイミングが難しかったです)。
日差しの加減で色が変化するのでそれもまたよしです!
底から湧水が湧き出ています。ほら、あそこだよ!・・・え、どこ?最初はよくわからず。
あった!なんだか見つけるとうれしい。見つけてみて下さいね。
池の周りの、曲がっている藤の木が特徴的です。
数日後同じ場所で、日差しが強い日に撮った写真。光の強さで色が変化します。
好きな丸池様カラーを見つけてみて下さいね。私は青い色が好きかな。
5月頃に咲く藤の花もよいそう、見てみたいなぁ。
動画で、丸池様&湧き出ている様子をご覧ください。鳥のさえずりも聴こえてきます。
場所によって雰囲気が違うので、好きな場所を見つけるのもいいですね。
水位も時期によって変わります。
進んでいくと、神社が見えてきます。
鳥海山大物忌神社の境外末社「丸池神社」本殿
池全体が御神体として古くから祀られてきました。
「丸池神社」拝殿
さらに進みます。
御水取り場があります。
ここからも湧き水が湧いているようです。
ここは水深が浅いようで、草が生えている所がありました。
さらに進んで振り返ると、「丸池神社」の石柱があります。
え~、どういうこと?元々、こちら側が参道の入り口なんだそうです。
だんだんと駐車場から近い方から行くようになったんですね。なんか感慨深いです。
動画で、丸池神社と御水取り場の様子をご覧ください。
最後に、7月の丸池様&梅花藻の花の様子を紹介します。
7月中旬ごろの丸池様。さすがに夏の日差しはスゴイ!青色が増していますね。
牛渡川の梅花藻の花もきれいに咲いています。
6月下旬頃~つぼみが出てきて、だんだんと咲きはじめます。10月頃までぽつぽつと咲いていました。
水にそよそよと揺れて、可憐でかわいいですよね。
梅花藻の花の時期にも是非お立ち寄りくださいね。
丸池様の過去記事は、コチラからどうぞ