丸池様へ行く ①

2020-03-03

/ by akira

 

遊佐町に来たことのある方、興味のある方なら聞いたことや行ったことがあるかもしれない「丸池様」。

(以前、紹介した『丸池「様」ですよ。』のページはこちらからどうぞ。)

 

でも、遊佐町民にとっては、聞いたことがない、行ったことがない、というひとがいるような謎の場所であったりする。

 

この謎の場所が、少し前から雑誌や新聞、SNSなどで広まり始め、最近では大型観光バスがやって来るようになり、5月の連休などは田んぼ道に車が渋滞してしまうようになってしまった。

 

今回は、この謎の場所について。

 

 

「丸池様」があるのは山形県遊佐町の吹浦地区。

 

すぐ脇には牛渡川という川が流れ、秋になればたくさんの鮭が遡上してくる。

 

 

この辺りでは、約7,000年前~約3,000年前(日本でいえば縄文時代の早期~晩期)という長い期間、人々が住んでいた痕跡も発見され、それが小山崎遺跡として国指定の史跡にも指定される見通しとか。

 

遊佐町の調べでは、この「丸池様」は、年代ははっきりしないものの、その頃には存在していたという。

現在のように上水道などが整備されていなかった生活においては貴重な水源になっていたかもしれないし、それはそれは大切にされていたことだろう。

 

仮に、当時もエメラルドグリーンやコバルトブルーに見えていたとしたら畏れられていたかもしれないし、わたしたちのように安易に近づいたりはしなかったかもしれない。

 

 

そんな思いが続いているのか、この場所は近くの集落の人たちにとっては畏れ敬う場所。

 

重い病の人がいればここの水を汲んでいって飲ませたり、痛い場所に水をあて回復を願ったりしたという。

医者の存在が近くなった今の時代では考えられないかもしれないが、遠い昔の話ではない。

 

古くからの習わしで、大漁や通行の安全を祈願しにくるひとたちもいるとか。

 

普段は、近づくことさえ避け、池の中にいる生き物はもちろん、周りの植物でさえ採ることなどもってのほか。

いろんな悪戯をしていた悪ガキたちでさえ、近くまで来てしまったと気づいた時には、すぐに離れたそうだ。

 

 

沈んでいる木は数十年前に倒れたもので、当時の姿のままで残っているという。

 

 

そして、この「丸池様」、

毎日、雑誌やSNSで紹介されるような姿を見せてくれるわけではない。

 

わたしたちだって毎日笑顔で着飾っているわけではないように、さまざまな表情を見せてくれる。

 

どんな「丸池様」に出会えるかはその時しだい。

 

 

ちょっとだけ付け加えるなら、

エメラルドグリーンやコバルトブルーの水の色の時が着飾った時なら、暗い色の時などは素の姿と考えれば出会いの楽しみも増えるかもしれない。

 

 

せっかくここを訪れたなら…というところも紹介したいところだが、また次回

 

 

「丸池様へ行く②は → こちらからどうぞ」

 

「丸池様へ行く③は → こちらからどうぞ」