来ちゃいなよ。ゆざまち

鳥海山登山 後編(御田ヶ原分岐-伏拝岳-湯ノ台口)

2021-10-18

/ by kaori

前回の、鳥海山登山 前編(湯ノ台口~千畳ヶ原~御田ヶ原分岐)に続き

後編(御田ヶ原分岐~伏拝岳~湯ノ台口)10/3 をお届けします。

「御田ヶ原分岐」に到着し、「伏拝岳」を目指して登山開始!せっかくなので上の方の紅葉状況を見に行ってきました。チョウカイフスマが紅葉してましたよ!前編はコチラからどうぞ

「御田ヶ原分岐」標高1,692mから見た「八丁坂」一面、草紅葉が広がっています。

八丁坂を登っていき、振り返ったところ 左が笙ヶ岳、右が御田ヶ原です。

八丁坂を越えて少し行ったところ。平らで開けている所に出ると一安心します。

七五三掛」標高1,820mに到着。左側に新山(山頂)が見えます。休憩スポットです。ここからの登りに備えます!

頂上をズーム!溶岩の岩がかっこいいですねぇ。手前の荒神ヶ岳も!七五三掛を後にし、登っていきます。

秋田県側の眺め 左側は稲倉岳です。眼下に紅葉が広がってますね。荒神ヶ岳からの溶岩が流れた後の地形だそうです。

来た道を振り返った眺め けっこう登ってきましたが、ここからが登り本番です!

外輪山と千蛇谷の分岐点」です。外輪山方面へ行き、伏拝岳(標高2,130m)を目指します。急登ぶりがすごいです!

登ったかと思うと、峰々がまだまだ続きます。外輪山コース、ずっとこんな感じで続くんです(笑)眺めはとってもいいんですけどね!登りの連続にじわじわ体力が奪われていきます。次のピークの文殊岳はいづこ?!

大変な登りですが一つ峰を越えると、こんな感じで眺めがサイコー!なんです。景色を楽しみたい方は、外輪山コースがおすすめです!

新山をバックに、ハイマツと紅葉したチョウカイフスマ チョウカイフスマの葉は黄色くなるんですね!

このハイマツの白くなった枝と岩の感じが、盆栽好きとしてはたまりません!ロックガーデンとかいいですよね。やはりどんな盆栽も自然にはかないませんね。

続く稜線 この過酷な環境で生き抜いているんですね。岩場に張り付く植物たち。

続くハイマツの稜線 ハイマツに囲まれながら進みます。稜線歩きは登山の醍醐味ですね!

文殊岳、まだかなぁ~~、また登りがある・・と思いつつあたりを見ると、またまた外輪山の景色がよい!!

このパノラマいいですねぇ、ここでしか見れない景色を堪能です!ここでぐるっと一回り見てみます。

まずは山形県側の眺めから。庄内平野が見渡せます。

少し右へ移動して。中央の紅葉している部分が、前編で行った千畳ヶ原です。

また右へ。中央の窪みの青いところが、鳥海湖です。

さらに右へ。秋田県側の眺めです。雲がないと男鹿半島も見えるでしょうか。。以上、パノラマでした。

ようやく「文殊岳」標高2,005mに到着。外国人の方がミヤマクワガタを発見!すごいですね、こんな標高の高い所にいるんですね。とういうかよく見ると手足が細い!近くにシラタマノキもありました。

目標の伏拝岳へ向かいます。またあの峰を越えるのかぁ~~、前にどーんとそびえる峰々。こんな感じで外輪山の登りは続きます・・・伏拝岳はいづこ?

しかしまた、峰を越えたところの外輪山の景色はやはり素晴らしかった・・・

さらに登り、やっと伏拝岳のピークが見えてきました。もう少しに見えますが、まだ距離があるんです(笑)ふぅ~~

目的地の「伏拝岳」標高2,130mに到着です!新山(鳥海山山頂 標高2,236m)が左側に見えます。

右の赤い屋根が、山頂の御室小屋です。やはり近づくと迫力があります。

伏拝岳を後にして、湯ノ台口へ下っていきます。「あざみ坂」を少し下って振り返ったところ。す、すごい勾配ですね。鳥海山屈指の急坂で難所と言われるだけあります。

下界を見たところ。だいぶ少ないですが、まだ雪渓が残っています。

どんどん下ります。(振り返ったところ)

下りますよ~。(振り返ったところ)

あざみ坂だけに、チョウカイアザミ、奇麗なんです。綿毛になって飛ぼうとしてます。しかしすごい坂具合。

だいぶ下ってきました。

遠くに雪渓も見えてきました。道は石や砂といったザレ場が続きます。滑らないように、しっかりと靴底全体でとらえて下るといいそうです。&浮石を踏まないように注意が必要です。

ウサギギク 所々黄色いお花たちが咲いていました。

ミヤマアキノキリンソウ

チョウカイアザミたち 下に来るとまだ咲いているのもありました。

この岩と砂のガレた感じもいい感じなんですよね。

だいぶ小さくなった雪渓と紅葉 夏のシーズン時は一面に広がった雪渓の上を歩いていたのが、今はその面影はなく溶けきっています。

ミヤマキンバイ

振り返ったところ

河原宿が下に見えてきました。所々紅葉しています。

河原宿」標高1,500mにたどり着きました(振り返ったところ)。夏のシーズンは鳥海山屈指の一面のお花畑なんです!来年来たい。

遠くに河原宿小屋(閉鎖中)が見えます。さらに奥にはすごく薄っすらと月山が。

河原宿を過ぎ、「八丁坂」の紅葉を眺めながら湯ノ台口まで下ります。

荒涼とした中にも紅葉や秋の花が咲いていて、草紅葉とともに秋の日を堪能できました。四季ごとに色々な表情を見せる鳥海山、飽きませんね♪

前編、後編とご覧いただきありがとうございました。紅葉の参考になれば幸いです。