鳥海山登山 外輪山~七高山~山頂
鳥海山の「鉾立ルート」を紹介します! 外輪山~七高山~山頂 を巡りますよ~(^^)!(撮影2021.7/31)
鉾立ルートは、初めての方でも登りやすい人気のルートです。
シーズン中は人で一杯!登山者といろいろ話したり、ルートや花などを教えてもらったりと楽しく登れます。どこにでも人がいるので、何かあった時に安心です。
(※注意! 鉾立口の駐車場が休日は満車になるので要注意、早めの駐車がオススメ!)
山頂へは、「外輪山」と「千蛇谷」のルートに分岐点で分かれます。
「外輪山」・・・体力のある方におすすめ。文殊岳、伏拝岳、行者岳とアップダウンが続き大変だが、眺望抜群!爽快感!醍醐味が味わえます。
「千蛇谷」・・・初めての方におすすめ。谷筋を行く。千蛇谷の方が登山時間が短い。雪渓が残っていると涼しい&雪渓を行くコースが少し楽!
今回はガイドさんおすすめの「外輪山」を巡りました!眺望抜群ですが、激しい登山の連続にクタクタ(-_-;)(笑)
かといって「千蛇谷」も大変ダヨ!と、初めての登った人の感想。
その後の「山頂 」も大変!なので、どちらのルートで行くかは体力と相談して決めてみて下さいね!(初山頂登山の私も迷いに迷いました。)
それでは、鉾立口(5合目 標高1,150m)からレッツゴー♪晴れた日は眺望が楽しみです。
鉾立展望台 奈曽渓谷と山頂が見渡せます。眺めがいいんです。テーブルとイスがあるので朝食や休憩にも。
賽ノ河原(6合目 標高1,520m)の手前 斜面のニッコウキスゲが青空に映えます!
綿毛になったチングルマ、トウチソウの葉に朝露がキラキラとキレイ
だいぶ登ってきました。眺めがいいスポットです。ここまでの坂がけっこうキツイ!
稲倉岳が見えます。あと少しで鳥海湖です!
キンコウカを発見。少しなだらかな道になってきます。
御浜小屋(7合目 標高1,700m) 鳥海湖の絶景が見れます(標高1,590m、直径約200m、水深約4m)!紺碧の湖と残雪と高山植物、青空と雲とが織り成す光景が綺麗ですね~。
公衆トイレ(チップ制)があり、人気休憩スポットです。御浜神社と、御浜小屋(休憩所、宿泊所)があります。
扇子森に向けて登りになってきます。
周りに咲いている高山植物に元気をもらいながら。
ミヤマホツツジ、ワレモコウ
扇子森(標高1,759m) 山頂が見えてきました!
雲がだんだんと晴れていく~
御田ヶ原分岐(標高1,692m)の手前 全体が見えました♪良い眺めです!次に登っていく八丁坂が見えます。長いので頑張るぞ~
思わず山頂をアップにしたくなります!ゴツゴツ感がかっこいいですね~
外輪山の山並みもまた良い!外輪山コースはここをアップダウンしていきます。気合い入れねば~!
ヨツバシオガマ、ハクサンイチゲとミヤマキンバイ
七五三掛(標高1,820m) 休憩スポットです。ここからの登り本番に備えます!
岩場にイワギキョウが可憐に咲いていました。カワイイ~
外輪山と千蛇谷の分岐点 外輪山コースは右側へ進みます。ここからだんだんと道が狭くなり、急登になってきます。さすが外輪山!いよいよ気合注入です。
眺めが抜群!もうたまりません~鳥海山登山の醍醐味ですね~
細い道を進んでいきます。左側は急斜面の崖!!岩とハイマツの稜線が続きます。
雲が間近になってきました。
鳥海山固有変種のチョウカイフスマ
チョウカイフスマ、イワブクロ どちらも岩場に咲いていてカワイイなぁ~
白い枯れ木と岩との感じか、ロックガーデンを感じます。盆栽好きとしてはたまらないスポットです。しばし撮影会を開始(笑)
登ったかと思うと、まだまだ峰々が続きます。外輪山コース、ずっとこんな感じです(笑)登りの連続にじわじわ体力が奪われていきます。
大変ですが一つ峰を越えると、眺めがサイコー!景色を楽しみたい方は、外輪山コースおすすめです!
コサナエ?、オニヤンマ 鳥海山にはトンボもたくさん。
伏拝岳(標高2,130m) 山頂 (標高2,236m)が左側に見えます。
振り返ったところ。稜線歩きいいですね~!
山頂全体が見えてきました~♪ 左から荒神ヶ岳、山頂、七高山、行者岳。千蛇谷に雪渓があります。
カルデラの中に山頂の溶岩ドームがあるのがわかりますね。
登ってもまた登りが見える、外輪山コース。
コバイケイソウ 花々に癒されます。
振り返ったところ。金梯子があります。行者岳(標高2,159m)
コバイケイソウとアサギマダラ、アズマヒキガエル カエルちゃんかわいい~
ダイモンジソウ、ミヤマコウゾリナ、オンタデ
七高山を目指します。まだまだ上り下りがありますよ!!
ふうぅ~ 眺めは最高です!
よいしょ、よいしょ~。こちらも奥に金梯子。
振り返ったところ。雲上の世界~。外輪山の景色よし!!
外輪山と千蛇谷の眺めよし~♪ よくぞここまで登ってきた。
反対側の眺め。雪渓が残っています。
新山が近くに見えてきました!雪渓があります。御室小屋と鳥海山大物忌神社も見えます。
鳥海山の山頂のことを「新山」と言います。新山は1801年(江戸時代)の噴火でできた直径約300m、高さ約70mの安山岩質の溶岩ドーム。ねばりけの強いマグマがもりあがってできた新しい山です。鳥海山は今も活火山なんです!
新山(左)と七高山(右) 2トップの共演ですね! 七高山は外輪山のピークです。
もうすぐ七高山です。途中に分岐があり、左に行くと山頂方面へ(後で戻ります)。
秋田県側の眺めが見えます。
岩の塊の新山。岩好きとしては、もうこの岩々感がたまりません!
七高山が近くなってきました。この赤い岩肌がまたいいです!
七高山の溶岩ゴツゴツ感♪
七高山 山頂(標高2,229m) 休憩スポットになっています。
すかさずまた新山を激写(笑)
七高山を過ぎた所。秋田県側からの登山口「矢島口(祓川)ルート」に続きます。一度登ってみたいですね。
来た道を戻り、山頂方面に向かいます。この風景もいいですねぇ。
分岐から急な崖を下っていきます。急登で大変なポイントです!滑らないように気を付けて行きます。
外輪山で体力を奪われた上に、そして更にここでひと踏ん張りが始まります。ひぃ~~鳥海山あなどれがたし!
振り返ったところ。岩がゴロゴロしていて足場が悪いです。
更に下って、振り返ったところ。結構な崖ですよね!斜度スゴそう・・・
「外輪山コース」は帰りもここを通ります。登るのも一仕事です!(*_*)
鳥海山大物忌神社 御本社(標高2,160m) ここが御本社!伊勢神宮と同じく、20年毎に建て替えられています。
古くから山そのものが崇められてきた鳥海山。麓には吹浦口ノ宮と蕨岡口ノ宮の2つの里宮があります。
御室小屋(売店、休憩所、宿泊所)、公衆トイレ(チップ制)があり、周辺は休憩スポットです。
鳥海山大物忌神社の過去記事はコチラからどうぞ
新山(山頂)を目指します!やっとここまで辿り着いた~!と思ったら、更にまた登るんかーい!的な新山登山。
一周できる&大変なポイントなので、皆さんほぼほぼザックを置いていきます。
もう鳥海山すごすぎる、体力足りへんで~(疲れすぎて関西弁(笑))
格段に大きな岩々を登っていきます。
岩が大きすぎて足が届かな~い(汗)。初登頂で、どこをどう登ったらいいのか全然わからず(T_T)、登山者さんに教えてもらいました~!
もうロッククライミングです。巨岩群に圧倒され、巨人の国に来たみたい。
やっと登り切りました。慣れると楽しいんだろうなぁ~。その余裕は全く無く!(+_+)
振り返ったところ。小屋が真下に。
まだまだ続きま~す。(汗)
岩のアート作品のよう。
岩と岩の間から見えるのが山頂です!(人がいる所)
ここの岩と岩の間を下っていきます。え?ここ行くの?と思う位ここからダイナミックに!
岩から出てきました~右側を見たところ(帰りの別ルートが見えます)。
この岩の塊が山頂です!あともう少し。
あともう少しまでの岩々がまたすごい!更に足の踏み場がわかりません(笑)もう岩にへばりつく感じ。
新山(鳥海山山頂 標高2,236m) やっと辿り着けました~!雲の向こうは秋田県側です。
山頂の岩のスペースが狭いので、入れ替わり立ち代わりで皆さん記念撮影♪
下って戻ります。
胎内くぐり 岩の中へ
せ、狭い、暗い。あ、光が差した~。身を屈めて外へ
そして行きに見た、別ルートを戻っていきます。ロッククライミング♪
登ったところ。景色良し!左に七高山が見えますね。
下って振り返った所。
雪渓を辿って行きます。
御室小屋が見えてきました。さようなら、新山。またね~
今回は、下りも「外輪山コース」を辿ります!
行きの七高山との分岐から下りて来た道を戻ります。地味にしんどい最後の登りです。
外輪山の上に着いたら、また新山の絶景が。見納めですね、もっといたいなぁ~(悲)
行きの時より雲が晴れてきました。午前中曇っていても、午後~夕方に晴れることが結構あるんです!
夏の雲もくもく。左から月山森、千畳ヶ原、笙ヶ岳
中央に鳥海湖が見えてきました。右のピークは伏拝岳
ここまでの長丁場、お読みいただきありがとうございます。
外輪山コースを大満喫!また来たくなる絶景続きのコースでした♪\(^▽^)/ しかし、体力勝負なのでくれぐれもお気をつけて。装備、準備は万全で!
咲いている花も時期によって違うので、機会がありましたら訪れてみてくださいね。一度来るとまた登りたくなる鳥海山。頂上以外にも様々なルートがあり、いいですよ~!
◇過去記事はコチラからどうぞ◇
鉾立ルート(2020.8)
「湯の台口-千畳ヶ原-御田ヶ原分岐」前編、「御田ヶ原分岐-伏拝岳-湯の台口」後編(2021.10)
「大平口~笙ヶ岳分岐」前編、「笙ヶ岳~鳥海湖」後編(2022.7)
「大平口~鳥海湖~笙ヶ岳」(2021.10)
鳥海山 SEA TO SUMMIT(2022.9)
曇り&雨の日の鳥海山登山(2022.8)
稲倉岳(2018.3)