遊佐町に、来たぞォー!!(前編)
はじめまして!ゆざまち!
はじめまして!遊佐町地域おこし協力隊のりっきーです!
りっきー(渡辺 力)
2023年9月に埼玉県から遊佐町地域おこし協力隊の仲間になった新入り。観光振興/鳥海山・飛島ジオパーク活動の推進業務担当。とにかく声がデカい。
初めての記事更新、サボりにサボってこの時期になっちゃいました…(スミマセン!)
今回は、遊佐に引っ越してきたばかりで右も左もわからないボクが先輩隊員に町案内される回です!
案内してくれる先輩隊員は…?
さて、今回の旅には案内人が必須!という事で、ある”先輩隊員”にガイドを依頼しました!
(本当は「私が案内してあげる!」とパワフルな導きに連れられて今日にいたりました)
その方とは…?
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半澤元隊員です!
半澤香織さん
遊佐町地域おこし協力隊のセンパイ。2023年8月まで情報発信担当としてこのHPをバリバリ運営してきた。現在も遊佐町に在住。
よろしくおねがいしま~~す♪
めちゃめちゃ心強い案内人と共に遊佐町を巡ります!!
遊佐町埋蔵文化財調査室
まず最初に訪れたのは遊佐町埋蔵文化財調査室。初っ端からディープなニオイがプンプンします!
いきなり埋蔵文化調査室!?僕遊佐町初心者なんですけど!
まあまあ、いいからいいから。
遊佐の事を知るにはまず歴史をさかのぼれという事なのでしょうか…
なにはともあれ、早速中へ。
わぁ… 学校みたい…
それもそのハズ、この建物は旧西遊佐小学校。学校の校舎を利用して今も大切に使っているのだそう。
(いまも2014年に廃校となった西遊佐小学校の名残がのこる。)
なんだかワクワクするっスね!!うっひょ~~!!!!(走)
(ヤバい人 連れて来ちゃったかな…)
さっそく室内へGO!
遊佐町教育委員会の方に連れられ、埋蔵文化財第1整理室へ。
ここは町内外の出土品を調査したり整理している部屋です。
おぉ…めちゃめちゃ理科室。
お、机の上に何か置いてありますね?
これは…?
「骨」だっ!!!!!!!!!!
なんでも、現在の職員さんは「骨」のエキスパートとの事!
町外で見つけたという鹿の骨や埋蔵文化財調査室内で発見されたコウモリの骨などを分解/調査されている途中との事です。
(さっき集中線がついていたこの写真はコウモリの骨を取り出している所でした!)
いろいろなプロがいるものだ…
ひとしきり感嘆の声を漏らした一行は校内を進みます。
この大量の箱は何ですか??
これはこの施設の大きな役割の一つである町内での出土品を保管している箱。これを今から職員さんが仕分けするらしいですよ。
え!!!すごい量!!
この仕訳も大変な重労働だそうです。お疲れ様です…!
さて、次の部屋は埋蔵文化財第1特別収蔵室。
この学校感にも慣れてきましたねぇ。
私は何度もお邪魔しているので全然慣れてます。
ガララっ…
!!?
りっきーが何に驚いているかというと…
展示品がガラスショーケースの中にない!!
一般的な資料館や展示室はガラスショーケースで保護されているものですが、この収蔵室にはそれがないのです!
なんておおらかなんだ…
地元小学生の体験学習会などでは実際に展示品を触って体験してもらったりもするんだとか。太っ腹!
なんだかすべすべした感触です!
こんな貴重なものに触れちゃうなんて…!すごい!
とってもいい体験ができました。
この収蔵室には本物の土器も展示されていましたよ!もりだくさんすぎる…!
この青森県の「イノシシ形土製品」がカワイイ!
この岩手県の「クマ形土製品」もユルくて捨てがたいですよ!!!
◆遊佐町埋蔵文化財調査室◆
住所:遊佐町藤崎字千代ノ藤2番地の2
問い合わせ:遊佐町教育委員会教育課文化係(0234-72-5892)
地図
まち巡りはさらにディープに…
庄内砂丘ってなんすか…?
という、りっきーの様な遊佐初心者の方にちょっとご説明。
実は上の地図の様に遊佐町の西側、日本海の海岸線が広がるエリアは全て波と風が作り出した砂丘なのです。この庄内砂丘は鶴岡市から遊佐町まで35Kmの長さを誇り、日本最長の砂丘として知られています。
それで、なんで庄内砂丘の上にやって来たんですか?
その理由は… これ!!!
でっっっっっっっっっっっっっっっっっか
すごいでしょ!通称おばけカボチャといいます。
こっっっっっっっっっっっっっっっっっわ
ちなみにワタクシ驚き過ぎてサイズ感がわかる写真を撮り逃してしまいました…
スミマセンデシタ…
サイズ感がわかる写真も掲載されている詳しい記事は、すでに半澤元隊員が執筆されているのでぜひご覧ください!
なぜこんなところにおばけカボチャが?
それはそうと、庄内砂丘の畑になぜカボチャが?
生産者の土田武彦さんにお話を伺いました。
根掘り葉掘り聞きますが、宜しくお願いいします!
取材する記者の目になってる…
お手柔らかに頼むよ(笑)
それにしても、なかなかシブいところですねぇ!ワクワクします。
ここは俺の作業と休憩部屋。仕事の間にここで一息つくんだ。
ここ、落ち着くよね~。ついつい長居しちゃう。
元協力隊員も良く遊びに来てるよ(笑)
土田さん、なんて太っ腹なんだ…
コーヒーまで頂いちゃいました。
土田さんとおばけカボチャの出会い
そもそも土田さんって農家の方ですよね?なぜ食べる事の出来ないおばけカボチャを始めようと思ったんですか?
あぁ、それはね。タネをもらったんだ。
タネ?
(土田さんが育てている通常のカボチャ)
そう。タネ。親戚がおばけカボチャ作ってたんだけどさ。庭がないから畑を貸して欲しいと言い出して。
へぇ。もともとはそんな理由なんですね。
せっかくなら俺もやってみるかと。それで、せっかく育てるなら「おばけカボチャ大会」に出してみなよって周りから言われてさ。
おばけカボチャ大会
カボチャの大きさで競う大会。日本一大きなカボチャを決める「日本一どでカボチャ大会」や大きさを競うだけでなくユーモアな町おこしとして話題になった「おばけかぼちゃコンテスト山形県大会」等。
大会では優勝経験もお持ちなんですよね。
えっ!!すごいじゃないですか!!
ありがとう。でも最初は何やっても駄目だったんだよ。大会の優勝記録が200Kgとかの中80Kgとかしか行かなくて…
素人目に見るとそれでも十分大きく感じますけどね。
辞めようかとも思ったんだけど、100Kg行かずに辞めるのも悔しいじゃん。だからおばけカボチャの師匠に会いに行ったの。
そんな方がいらっしゃるんですね。
そしたら、やる気があると思われちゃってさ。熱血指導を受けたよ(笑)
(おばけカボチャ用の資料が山積みになっている)
結局、それで結果は出たんですか?
師匠に弟子入りした年に準優勝。その翌年に優勝。
めちゃめちゃ結果出てる!!!!師匠スゲーーー!!!
でもね、師匠のやり方だとうまく育たないんだよ。この畑って。
それってどういう意味ですか?
土田さんの苦悩
師匠のやり方を真似してみたんだけど、どうもうまくいかないんだよね。例えば、風。海が近いから風が強くて、師匠のやり方でツルを張るとカボチャが転がって行ってしまう。
確かにここら辺は風が強いですもんね。
そうそう。だからツルの張り方も自己流。
へぇ~!!
ツルだけじゃないよ。ここって庄内砂丘の上じゃん。
さっき勉強したところだ!!
砂丘の砂がそのまま畑になってるんですよね。
(庄内砂丘にある畑の様子)
だから、追肥のタイミングも他と違う。少量を細かく追肥していくんだよ。
それじゃあもうほぼ土田さんの独学みたいなものじゃないですか。土田さんスゲーーーーー!!
ビックリするから急に大声出さないで。
でも、ここまで頑張っても大会の直前に腐らせてダメになる事もあったよ(笑)
意外と奥深い「おばけカボチャ」。今度大会にも行ってみます!
ちょっと待って!おばけカボチャの山形県大会は今はもうなくなってしまったんだ。
えっ…そうなんですか…。
じゃあ今は何のためにおばけカボチャを育てているんですか?
おばけカボチャのこれから
(過去の出場大会アルバムもたくさん。)
遊佐町内でおばけカボチャ生産者は3人いるんだけど、大会に出した後はくりぬいて自分の店の前とかに置いて置いたりもするんだ。
吹浦(遊佐町内の地名)で見た事ある気がします!かわいいですよね!
うちもハロウィーンの時期になるとカボチャくりぬいてライトアップしているよ。
私も何度も見に来たことがあります。
やっぱりそれが無くなるのはさみしいって。そういう声はあるよね。
じゃあ、観賞用に育てているってことですか?結構な労力が必要そうですが…
まあ、でも…一番の理由は「タネ」を残す事かな。
「タネを残す。」
もちろん、育て方も大切だけどおばけカボチャは「タネ」が大切。カボチャが大きくなる遺伝子を大切に育てているんだよ。
大きいカボチャになる素質がある種を育てていくんですか?
そういうこと。だから、コミュニティの中で数年に一度タネを交換したり、色々試行錯誤しながら生産しているよ。
おばけカボチャにそんなストーリーが…
大切に育ててきたおばけカボチャの種を引き継ぐ人が出てくると良いですね!
「おばけカボチャ」の壮大でディープなお話を聞く事が出来ました。
土田さん、ありがとうございました!
さて、まだまだ半澤元隊員の遊佐町ツアーは続くのですが…
予想外のボリュームになってしまったので、前編はここまで!!!
そろそろ、ベタな観光地も回りたいな…
りっきーは遊佐町のベタな観光地も回れるのか?はたまたもっとディープな世界に飛び込むのか。
後半へつづく!!(笑)
(文・写真:りっきー)
【追記】
後編を更新しました。
遊佐町に、来たぞォー!!(後編)