登山に行ってきた!(湯の台ルート)
人生初!鳥海山登山に行ってきました!というところで後半戦、「下山編」スタートです!(前半はこちら)
今回、本当に天気に恵まれました!山頂でご来光も拝むことができました!
ちなみに山小屋に宿泊した場合は、夕食のときに次の日の、日の出の時刻のアナウンスがあります。「新山(山頂部)は混むので外輪山の方に回ってください」と言われたのですが、今回は新山に行くことにしました。
新山に行く場合は、暗いうちにロッククライミングすることになるので、ヘッドランプあった方が安心です。両手をフリーにした方が安全なので、手持ちの懐中電灯では、、、そこらへんは自己判断でお願いします。。。
朝日が昇るにつれて、グレーだった世界が色づいていきます。ああ!この景色を伝えられない自分の文才の無さがもどかしい!!
「ずっと昔から朝日はあったの?」
僕は肯いた。
「うん、昔からあった。子供の頃から。僕はそのことをずっと感じつづけていたよ。そこには何かがあるんだって。でもそれが朝日というきちんとした形になったのは、それほど前のことじゃない。朝日は少しずつ形を定めて、その住んでいる世界の形を定めてきたんだ。僕が年をとるにつれてね。何故だろう? 僕にもわからない。たぶんそうする必要があったからだろうね」
「朝日?」と僕は聞いた。
「知らなかったの?」
「いや、知らなかった」
「馬鹿みたい。見ればわかるじゃない」と○○は言った。
「彼にその趣味があるかは知らないけど、あれはとにかく朝日よ。完璧に。二〇〇パーセント」
村上○樹氏風に朝日について書いてみたのですが、、、なんか違うか(笑)
そのとき、一緒に登った藤川隊員は、「朝日」じゃなくて「朝食」について考えていたとかいないとか(笑)・・・まぁこっちの方が健康的でいいですね(笑)
ご来光。ありがたや〜〜〜
朝日を受けたまわりの岩まで美しい。正直暗いところでロッククライミングするの怖かったけど、来て良かった!本当にそう思いました!!
晴れた日、もう一つ見ておかなければいけない景色があります!「影鳥海」です。朝日を受けた鳥海山が作る影がもう一つ影を作る。。。絶景ですね。。。これも独立峰ならではの景色です。
登ったまま生きていければいいのですが、、、なかなかそうもいかないので、、、そろそろ下山の準備です。朝食は山小屋で用意してくれました。
朝食後にコーヒーブレイク。飲んでいるのは違いのわからない男たち?(笑)ですが、山で飲むコーヒーはなんだか5割増で美味しく感じます。
さあ!コーヒーも飲んだし出発です!最初に外輪山に渡らなければいけないのですが、、、これが結構急な坂です。というか、崖です(笑)
写真ではわかりづらいかもしれませんが、なかなかの崖です(笑)
下から見上げるとこんな感じ。そういえば、山小屋の主人からご来光について「新山(山頂部)は混むので外輪山の方に回ってください」とアナウンスがありましたが、、、日の出前の暗いときにどちらを行動するほうがいいかは、、、おまかせします。。。
でもまぁとにかく、朝日に向かって登っていくさまはとても絵になりますね。N○Kのドキュメンタリーでそのまま使えそうです(笑)
途中鎖が用意されている箇所もありますので、使うといいかと思います。このあと、外輪の頂上に立つのですが、、、崖登りしたかいがありました。。。
外輪の頂上に立って立ちつくす人々の群れ。それでは!!カメラパーン!!
見わたすかぎり遮るものがなにもない独立峰ならではの眺め。雲海を眼下に、どこまでも向こうまで、地平線の向こうまで見渡せます。日本じゃないみたい。。。こりゃみんな登山にハマるわけだわ。。。
さぁ、ここからしばらくは山の尾根?峰?の上をハイキングです。左右どちらも遮るもの何もありません。360°パノラマ絶景のなかズンズン進んでいきます。
天空の城のなんとかにでてきそう。。。
外輪山を歩きはじめて30分ほど。昨日泊まった山小屋がもうあんなに遠くに見えます。遠くから見てあらためて思ったのですが、、、あのあたり岩の集合体ですよね(笑)昔の人たちよくあんなところに神社建てたなとつくづく思いました。人力でどうやってこんなところまで物資を運んだのか。。。不思議です。。。
途中の岩がいっぱいあるところにて。隊長が岩を積んでいました。賽の河原は昨日通りましたよ〜〜(笑)
さらに、ズンズン進んでいきましょ〜〜!!
ここは、昨日登ってきた道のあたりです。一瞬岩が牛の群れに見えました(笑)アルプスか(笑)
外輪の端の方まで来たので、このへんからどんどん降りていきます。写真だとわかりにくいかもしれませんが、、、
降りてきた道を下から眺めるとこんな感じ。ここもけっこう急です。
怖いけど、海に向かって降りていく感じがして、見晴らしのいい下り道は最高に気分が上がります!!
やっぱり信仰の山ですね。こちらの道にもお社完備です。
さらにズンズン降りていって、
ようやく万年雪の雪渓(小)に到着です。
ここから雪渓が続きますので一休みして英気を養いましょ〜
下山中に思ったのですが、僕は登るより下る方が膝が笑っている感じがしした(笑)運動不足だな(笑)
雪の上だからといって、必ずしもアイゼンとか必要ではありません。スニーカーとか革靴(笑)とかだとかなり苦労すると思いますが、、、とゆ〜か、登るの一度考え直した方がいいかもしれませんが、、、トレッキングシューズを履いて慎重に歩けば大丈夫だと思います。ですが、、、
何を履いていても滑るのは滑ります。油断するとこのとおり(笑)あくまで「慎重に歩けば」の話ですからね〜〜(笑)
雪渓(小)をすぎてちょっと歩くと、、、
おまちかね(?)の雪渓(大)の登場です(笑)
ここもわりとなだらかに見えるかもしれませんが、、、
けっこう急です。スキー場の上級者コース位の斜度ですかね。でも、
慎重に歩けば大丈夫(笑)アイゼンなんかいらないやい!です(笑)
途中、雲とか霧とかに囲まれるとちょっと迷いそうでドキッとしますが、、、まぁ慎重に歩いていけば何とかなると思います。。。でもくれぐれも無理はしないようにお願いしますね。。。
雪渓をすぎるとお待ちかねの(?)ポイントがでてきます。雪があるということは、水があるということ!!
このあたりの雪解け水、と〜〜ってもウマいです!ひんやり冷たいです!歩き続けてほてった体によく染みていきます!みんなここで空の水筒に水くんでいました。
水に元気をもらってズンズン進んでいくと、ってか、さっき苦労して降りてきたところがもうあんなに遠い(笑)
とか考えていると、いつの間にか河原宿小屋に到着しました。この小屋、何年か前までは宿泊できたようなのですが、現在は使われていません。でも大丈夫。トイレは我らが遊佐町がしっかり管理しております!!我慢せずにここらで一丁、、、いいんですよ(笑)
さぁ、河原宿小屋をでるともうラストスパートです。このあたりは花がいっぱいで特にきれいなところです。きょろきょろとよそ見をしながら、しっかり足元もみて歩いていきましょう!
ちなみに道はこんな感じ。岩が連なっていますので、足元見ずにきょろきょろしてるとたぶんこけます(笑)
ずんずん進んでいって、
遠くの方に赤い屋根が見えてきたらもうゴールはすぐそこ!もうちょいです!!
最後の標識見ながら、
最終目的地(湯の台ルートの入り口)滝ノ小屋到着です。いやー疲れた疲れた。。けどその何十倍何百倍面白かった!!!鳥海山って、のぼり初めから終わりまで続けてずっと天気のいいことってけっこうレアなケースらしいです。初登山でこの天気!眺望を味わえるなんて、、、持ってるな〜〜〜(笑)
とゆ〜ところで、みんなの無事を祝って万歳三唱でフィニッシュ!
あぁ隊長!!目線はこちらでお願いします〜〜!!(笑)
みなさんお疲れさまでした。
長々読んでくださったみなさんもお疲れさまでした(笑)
みなさんも、ぜひぜひ一度(と言わず二度三度)登ってみてくださいね〜〜!!