パプリカペーストSpecialランチ in清水森食堂
4/17(日)、清水森食堂の「スペシャルランチイベント」に行ってきました♪ スペシャルゲストが料理を提供するイベントなんです(不定期 土・日)。
店主の高橋さんが地域を盛り上げたい、地域の人にスポットライトを当てたいという思いで開催しています。皆さん毎回楽しみにしているんです(^^)
今回のスペシャルゲストは、遊佐町の「6次産業化の食品加工所」で初の商品「パプリカペースト」を作られた三浦さんです!
その「パプリカペースト」を使ったランチで、ビーガンシェフの本道さんを迎えて、旬の庄内産野菜をふんだんに使った料理を作るそう!
食材も「パプリカペースト」に使用している生産者さんの野菜も使用とのことです。
清水森食堂については過去記事コチラからどうぞ ※2023.12/16閉店。
清水森食堂で迎えてくれた皆さん
左からパプリカペーストの三浦さん、清水森食堂店主の高橋さん、ビーガンシェフの本道さん
「パプリカペースト」は「道の駅 鳥海ふらっと」で取扱いがあります。
瓶詰100gでお土産にも人気があるそうです。(今期の製造が終了したそうで、在庫のみ。8月パプリカの収穫~製造開始予定)
遊佐町の特産品パプリカと、庄内産の野菜(トマト、人参、玉ねぎ、ニンニク)を使用し、無添加で丁寧に手作りしています。ブルガリアの家庭料理のリュテニッツアを再現したものです。
パプリカペースト?どんな味?と食べてみると、野菜の旨味が感じられるやさしい味わい!これはケチャップの様に使えますね。
三浦さんは、庄内の特産品を使った商品を通して、地域や生産者の魅力を伝えて地域貢献ができればと、第1弾として「パプリカペースト」を作り、鶴岡市で加工食品の製造販売の会社を設立されました。
現在は、第2弾の「孟宗汁」の商品化に向けて取り組まれています。こちらも楽しみですね!
道の駅 鳥海ふらっとの過去記事(2019)はコチラからどうぞ
お二人で仕込みを行うということで、「遊佐町地域活性化拠点施設」に行ってみました。町の共同食品加工所がある施設です!(食品衛生に関する資格をお持ちの方が使用できます。)
三浦さんはこちらで「パプリカペースト」を製造しているんです。
まずは、メインメニューの蒸し鶏の仕込みです。「パプリカペースト」を使ったソースを添えた一品になるそうです。こちらは三浦さんが担当。
「達人釜」という、レトルト食品を作れる調理機を使うそうです。どんな釜だ!?と興味津々。
事前に鶏肉に火が通りやすいように切れ目を入れ、塩コショウ。白ワインと無農薬栽培のはっさくに一晩漬けておいた鶏肉とつけ汁を、パウチに入れていきます。
真空包装機で空気を抜きます。
いよいよ達人釜にセットし、スイッチをオン。高温、高圧で加熱調理・殺菌ができるそうです。
蒸し鶏ができました!(写真右) かすかにいい匂いが漂ってきます、すでに美味しそ~~
続いては、デザートの人参のタルトです。野菜料理はビーガンシェフの本道さんが担当。
「スチームコンベクションオーブン」という、蒸気と熱風で蒸し料理や焼き料理など、様々な調理ができる調理機を使います。
くるみとココナッツフレークをオーブンに入れ、スイッチをオン(トッピングと生地に使用)。
だんだんと香ばしい、いい匂いがしてきました。熱風でローストされたくるみとココナッツができました!(写真左)
タルトの土台の生地を作ります。小麦粉にきび砂糖、こめ油、塩を入れ木べらで混ぜます(写真左)。生地がそぼろ状になったら、型に敷き詰めます(写真右)。
本道さんはビーガンシェフとして、料理教室や出張料理人をされ、日本各地や世界でも活躍されています。
野菜や果物を使い、食材本来の味を活かした調理をします。肉や魚、卵や乳製品などの動物性由来の食材は使用しないそうです。
例えば今回、よくケーキで使用するバターの代わりに、こめ油を使用するなどしています。
月山高原の人参※を千切りと鬼おろしでおろします。それぞれ食感が違うのでいいんだそうです。
※「パプリカペースト」に使用。生産者は叶野農場 叶野さん(鶴岡市)
先程、敷き詰めた生地の上にココナッツと混ぜて、「スチームコンベクションオーブン」にかけます。
色よく焼きあがりました(写真右)。こちらもいいにおいです~、もう食べたい(笑)
加工所での仕込みはここまで、後は当日お店でされるそうです。
直接三浦シェフの蒸し鶏と、本道シェフのビーガン料理を見れて楽しかった~♪&とても勉強になりました!
スペシャルランチ開催日、清水森食堂です。
三浦さんが迎えてくれました。
「パプリカペースト」とランチに使用のプリンセスサリー※を販売していました。
※日本米とジャスミン米をかけ合わせた長粒米。香りがよく、アジア料理に最適。生産者:伊藤農園 伊藤大介さん(遊佐町)
清水森食堂のシェフが作っている、人気の清水森畑の野菜はサツマイモがありました(ランチに使用)。
3人で手際よく注文の料理を作っている様子。
「パプリカペースト」に使用しているパプリカの生産者、じろべ農園の髙橋さんご夫妻(遊佐町)が食事にいらっしゃってました。楽しくお話をされ、ゆったりとランチを味わっていました。
ちょうど注文が重なり、皆さん真剣です。
清水森食堂ではDIYで作った掘り机、お座敷スペースもあります。
「パプリカペースト」に使用しているにんにくの生産者、畑田ニンニクの加藤さん(鶴岡市)もいらっしゃってました。
加藤さんの有機栽培のにんにく作りについて、楽しく教えて頂きました。
お待たせしました、今回のスペシャルランチ
「パプリカペーストで美味しいランチ ~蒸し鶏と遊佐町産パプリカと庄内産野菜で旨味たっぷりソース 春野菜をそえて~」です!!色とりどりですね。
~お品書き~
◇リーキのスープ
◇リーキ※を提供いただいたとのことで、その立派さに本道シェフも感動!レンズ豆と豆乳を使用しています。
◇リーキの甘味がでていて、体に染み込む優しい味の美味しいスープでした!
◇※ポロネギ、西洋ネギ。生産者:伊藤農園 伊藤大介さん(遊佐町)
◇蒸し鶏のパプリカペーストソース添え
◇ソース(パプリカペーストと豆乳ヨーグルト)の上にマッシュルーム、赤ネギ
◇はっさくと白ワインで漬け込んだ蒸し鶏とソースのハーモニーが味わい深く、美味しく頂きました。
◇ターメリックライス
◇プリンセスサリー(長粒米)とターメリックの良い香りが出ていました。
◇ブルーライス
◇つや姫を使用し、バタフライピーという東南アジア原産のハーブを入れて炊いたご飯。青い色が楽しめます(ほぼ無味無臭)。
◇アスパラのディップソース添え
◇アスパラの甘味とディップソース(ピーナツバターと醤油とラー油)が美味しく、マッチしていました。
◇春野菜の和え物
◇スティックセニョール、大豆、ひじき、生姜、赤ネギの酢とフランボワーズワインビネガー
◇お酢でさっぱりとした中に食材のハーモニーが感じられました。
◇3種のマッシュドポテトのディップソース添え
◇じゃがいも、サツマイモ、里芋とディップソース(豆乳、油、酢、マスタード)がこれまた美味しく、おいもたちとマッチしていました。
◇はっさくのきび砂糖シロップ漬け
◇やさしい味のシロップでほっこりします。
◇人参のタルト(写真左)
◇人参、小麦粉、きび砂糖、こめ油、塩、くるみ、ココナッツフレーク
◇人参の甘味を活かした優しい味わいで、素材それぞれの旨味を感じます。
~平和編~
二色のお米で「ウクライナの国旗」を表現、世界の平和を願うランチプレートを作られていました(写真右)。ラブ&ピースですね。
~ランチプレートの食材の生産者~
◇ターメリック、赤ネギ、里芋(鶴岡市 佐藤将之さん)
◇マッシュルーム(舟形町 舟形マッシュルーム)
◇はっさく(岐阜県 無農薬栽培)、蒸し鶏(岩手県)、バタフライピー(庄内町)
◇さつまいも(清水森畑)、じゃがいも、スティックセニョール(遊佐産)
「パプリカペースト」に使用している生産者
◇アスパラ(パプリカ生産:遊佐町 じろべ農園 髙橋さん)
◇プリンセスサリー、リーキ(玉ねぎ、パプリカ生産:遊佐町 伊藤農園 伊藤大介さん)
◇つや姫(トマト生産:鶴岡市 野々ファーム 百瀬さん)
◇人参(人参生産:鶴岡市 叶野農場 叶野さん)
改めて見ると、ワンプレートの中に多種多様なお野菜たちが!!沢山の方々の食材が合わさって美味しいランチができているのですね!リスト化して実感です。
庄内の旬の食材をた~~っぷり味わえる、こだわりの素敵なスペシャルランチでした!
一つ一つ丁寧に作られた料理、ビーガン料理という普段作らない調理法や、聞いたことのない調味料や味付けも、と~~っても新鮮で、しかも美味しく、驚きの連続でした!食について再発見ができました。
昨日は曇りだった空も、当日は快晴でお花見日和でした!
改めて現代の日本の「食」って、様々な方が関わってできているんだなぁ~、と実感しました。皆さんのおかげで美味しく食べることができています。感謝だなぁ。
◇清水森食堂◇ ※2023.12/16閉店。
営業時間 11:00~14:00 水・木(L.O.13:30)
◇◇◇◇◇17:00~20:30 金・土(L.O.20:00)
定休日 月、火、日
冬期休業 2022年1月~2月 ※最新情報はSNSで確認ください。
◇道の駅 鳥海 ふらっと◇
営業時間 9:00〜18:00(12月〜2月 9:00〜17:00)
直売所 9:00〜17:00(12月〜2月 9:00〜16:30)
定休日 1月1日