パク!ジュルッ!トロ…!

岩ガキ今年も登場!

/ by ricky

こんにちは!りっきーです。

最近は遊佐町も暑い日が増えてきました。と、同時に夏の味覚も解禁!

 

そ・れ・は… 

遊佐町産の岩ガキ!

2024年は5月23日に遊佐町内での岩ガキ漁が解禁となりました。


牡蠣と聞いて「冬の味覚じゃないの?」と思われる方も多いかもしれませんが遊佐町で獲れるのは「岩ガキ」。
全国に流通するほとんどのカキは「真牡蠣」という品種で、夏に産卵期を迎えるため身が詰まった冬に食すのが一般的ですが、遊佐町で獲れる「岩ガキ」は1年を通して産卵するため味が落ちないのです!

 

漁師さんが素潜りで獲る、貴重な岩ガキが食べてみたい!

ということで私、りっきーも岩ガキを食べてきましたよ~!

町内の鮮魚店へ

訪れたのは遊佐町菅里の「ヤマサ鮮魚店」。

遊佐町内には岩ガキをいただけるお店が複数存在するのですが、こちらのお店では産地別に食べ比べができるんです!

 

ということで豪勢に3種類のカキを食べ比べ!アマハゲや神泉の水で有名な「女鹿」産のもの、お店のすぐ近く「吹浦」産のもの、そして「酒田」産をいただいちゃいます!

特に今日は大きいモノが仕入れられている…ということで、ワクワクしながら待っていると…

 

でっか!!!!

 

 

え?写真では伝わらない?

これならどうでしょう。

大きさが伝わりますよね。

ということでこちら3種食べ比べていこうと思います。

まずはBIGな酒田産岩ガキ!

 

 

大きすぎる。

こんなサイズのカキが生で食べられるなんて…!

ポン酢をかけて、いただきます!

パク!!!!!!

口全体にクリーミーなカキの味と程よい塩味が広がり…

 

 

うま!!!

ワタクシも思わずこの表情。

このサイズのカキはなかなかお目にかかれません。口の中いっぱいにカキを頬張り、天にも昇る気分に。

 

満足感がすごい。

 

でも、これはまだ序の口。ここからは遊佐町で獲れたカキをいただきます!!

 

※こんな感じの「おいしそうな」記事がもう少し続きますが、どうか我慢してみていただけると幸いです。

 

さて、続いては最寄りの吹浦産岩ガキを実食。

漁師さんが潜って獲った天然岩ガキ。吹浦産のものはブランドものとして、人気が高いそう。

先ほどのものより小ぶり(といっても一般的なカキよりは大きい)ですが、気になるお味は…?

 

!!!?

全然味が違う!!


吹浦産の岩ガキは歯ごたえがしっかりしていて風味が豊か、大きさは違うはずなのに満足度は先ほどのものに劣らない!

 

これは美味しいわ…

産地でこんなに味が変わるとは。

最後は遊佐町「女鹿」産の岩ガキを実食。ただ、僕にはある疑問がありました。それは…

 

なぜ吹浦と女鹿で分かれているのか?

というコト。自分の中では女鹿集落も吹浦地区のイメージがあったためです。

そんな質問をヤマサ鮮魚の佐藤さんに聞いてみたところ、アンサーが返ってきました。

なんでも、女鹿産の岩ガキはある方が1人で素潜り漁をしていて、一般的に水深10m程度のところが、場所によっては30m以上潜って獲っているカキなんだそう。

深い場所で育つカキは味が濃い…なんてお話も聞きましたが、果たして?

 

いただきます。

パクっ…

 

 

ちょっと待ってコレ…

 

 

無茶苦茶ウマいぞ。

プリプリとした身を頬張ると口いっぱいにクリーミーなカキの味が。しかも、めちゃくちゃ濃いんです!

こんなカキ初めて食べました。僕が漁師さんなら収獲した直後に誘惑に勝てずに食べてしまいそうです。

 

すべての漁師さん、卸売店、自然、生き物、地球に感謝…。

森羅万象に感謝をしてしまうほどにおいしいカキ。なぜ遊佐町のカキはこんなにも身がしまり、濃厚でおいしいのでしょうか。

 

遊佐のカキに秘められた秘密

遊佐町のカキは大ぶりでプリプリ、クリーミー!その秘密は成長する場所にありました。

遊佐町内のカキの漁場は鳥海山の溶岩の付け根から広がっています。

そして、ここらへんで多く見られるのが…

(釜磯海岸の湧水 鳥海山・飛島ジオパークHP

湧き水です。

(吹浦地区にある湧き水「滝の水」)

鳥海山の恵みである湧水が日本海にそそぎ、海水温を下げるため遊佐町海域のカキはゆっくりと、確実に大きく育っていきます。

また、湧水の影響で海水の塩分濃度も下がるため育ったカキは程よい塩味と独特のクリーミーさをはらんだ高品質なものが収穫できるそう。

だから「吹浦・女鹿産」の岩ガキはブランドものなんですね~!

(釜磯海岸)

とはいえ、まだまだおいしさの秘密は研究途中の部分も多いらしく、自然の神秘を感じられる一品でもあるのです!

町内にはヤマサ鮮魚店さんのほかでも岩ガキが食べられる店舗が点在しています。自分もカキを食べ比べしてみていろいろな産地やお店のものを食べてみたい!と強く思いましたので、どこかに出没するかもしれません(笑)

ぜひ、岩ガキシーズン真っ盛りの夏に遊佐町でお気に入りの岩ガキを見つけてみては。時間が余ったらおいしいカキの秘密を探りに、ぜひ町内にも繰り出してみるのもいいかもしれません!

 

 

(文・写真:りっきー)

ヤマサ鮮魚(有)

  • 住所
  • 〒999-8531 山形県飽海郡遊佐町菅里菅野310−3
  • 駐車場
  • 有(敷地内)
  • アクセス
  • 羽越本線 JR吹浦駅 徒歩16分