水と大地が育む「ゆざごっつお」給食
おはようございます。朝一の遊佐の湧水を飲むのが習慣化したトミーです。
遊佐町合併70周年記念学校給食「ゆざごっつおの日」学習会に参加してきました。
以前参加した、遊佐地域づくり協議会主催の「食に関する健康教室」では、
ヘルスメイトさんと一緒に“ゆざごっつお”のうどんのあんかけなどを調理し、美味しくいただきました。
食を通して気づいたのは、遊佐町には美味しい湧水があり、その水で育ったお米や野菜があること。
この小さな町で、鳥海山から日本海へと流れる水の循環が、ひとつの物語のように完結していること。
そして、そのピュアな水が、ピュアな作物を育てているということ。
ここまで“完結型地産地消”を実現しているのは、日本広しといえど、なかなか無いと思います。
まさに“ALL遊佐産”!生まれたときからこの美味しいものを食べられるなんて、
遊佐の子どもたちが羨ましい…!いや、本当に。
遊佐町合併70周年記念事業「ゆざごっつおの日」
この事業は遊佐町の豊かな自然とその環境の中で生産される食材について
深く知ってもらうことを目的としています。
まずはじめに学習会が行われ、授業で遊佐町の米作りについて学んでる遊佐小学校5年生と一緒に
遊佐町共同開発米部会のお二人から話を聞きました。
お話は、遊佐町ならではの方法で行われている循環型農業や環境保全農業、
特別栽培米の事について教えて頂きました。
遊佐町内で特別栽培米を作っている農家は約300軒。
町内半分以上の田んぼで特別栽培米と呼ばれる低農薬のお米が作られているそうです!!!!ビックリ!!!!
次に、JAの重要な役割について、
JA庄内みどり遊佐営農課農協のお2人がお話ししてくださいました。
米作りに必要な機械や、お米の栽培から出荷までのお話でした。
その後、ZOOMを通じて、5年生の皆さんと遊佐町共同開発米部会、そして都市生活者である生活クラブの組合員が、一般的な米作りとの違いについて話し合い、交流を深めました。
この交流の中で、生活クラブの組合員の方々が遊佐のお米を選んで購入している理由として、
次のような声が聞かれました。
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なるべく体にいいものを食べたいから
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除草剤の使用が基準の半分以下で安心だから
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遊佐町の湧水で育てられた特別栽培米だから
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作り手の顔が見える、安心して食べられるお米だから
生活クラブと山形県遊佐町との関係は、50年以上にもなります。「作る人」と「食べる人」を軸に、
石けん運動をはじめとする地域の環境保全運動へと広がっていきました。
JA庄内みどりとはお米や青果の取組みから「飼料用米」の作付けなどを通して提携関係をさらに深めてきました。
こうした動きを受けて遊佐町、JA庄内みどり、生活クラブ連合会は「地域農業と日本の食料を守り持続可能な社会と地域を発展させる共同宣言」の締結を行いました。

2時間の学習会が終わると、待ちに待った給食の時間です。
遊佐町共同開発米部会の真嶋稔さん、長澤秀樹さん他、農家さんが作ってくれたごはん。
粒立ちがよく、大粒。美味しそうです!!!!

今日のおかずは、吹浦地区釜磯で養殖されたサクラマスの醤油漬け焼き。
奥に見えるのが、遊佐産のほうれん草と人参を使ったごま和え。

遊佐産のさつま芋、大根、ゴボウ、ネギ、平田牧場の豚肉入りの具沢山汁。

デザートに、遊佐産のお米で出来た、キャラメル味のおこし。町のイメージキャラクター米~ちゃんがプリントされた味付け海苔。
そして、田村牛乳。完成しました。遊佐町合併70周年記念、学校給食遊佐ごっつおです。

生産者さんへの感謝の気持ちいっぱいに皆さん一緒に「いただきます!!!!」美味しく頂きました。

雨が降り、鳥海山に浸み込み、何十年もの歳月をかけて湧水として湧き出す。
その清らかな水は大地を潤し、田畑を流れ、美味しいお米や野菜を育てる。
水道水として汲み上げられ、町の家庭にも届けられる。
遊佐町は、鳥海山とその湧水に育まれた町だと思います。
豊かな水がもたらす恵みによって、農業、林業、漁業が息づき、人々の暮らしが支えられています。。
この土地の水で育てられた食材は、地元で消費される「地産地消」の輪の中で、
さらにその価値を高めていると思います。
湧水の恵みとともに生きる遊佐町は、自然と人との共生を大切にする町であり、
私にとっては、大好きな第二の故郷になりました。
これからも遊佐の素敵な様子やイベントを発信していきたいと思います。 トミー