蕨岡小学校 田植え体験
米どころの庄内平野では、GW頃から田おこし~田植えまでの作業が始まり、一面の水田風景に様変わりします。遊佐町でも緑のじゅうたんがだんだんと広がっていきます。
鳥海山の麓から新緑の緑が覆っていきます。このグリーンと残雪の白の景色は今の時期ならではです!
花々も次々と咲き誇り、農作業が始まり、山菜やタケノコも沢山採れる季節の到来です!
遊佐に来て2回目の春、都会では味わうことのできない新緑の風景、そして山菜尽くしの日々!厳しい冬を過ごした分、一気にご褒美が来たかのよう。知らずにいた自然の恵みにあふれる生活を過ごしています。
5/17(火)に遊佐町立蕨岡小学校 5年生の田植え体験に行ってきました。
教室からは鳥海山が見える設計になっています!遊佐町の小学校うらやましい~。
(蕨岡地区・・・遊佐町南東部の鳥海山麓にあり、古来より山岳信仰が発展してきた地区です。多くの文化財や地域行事が大切に伝承されています。)
皆で種まきをした苗が到着。気になる生育具合を確認しています。
蕨岡小学校では、かすりを身につけて手植えをします(代々受け継がれているそう)。女子はハンコタンナ姿で挑戦です。伝統衣装いいですねぇ!
ハンコタンナは庄内地方の女性が、農作業時に日よけや虫よけ対策として付けるものです。だんだん若い人はつけなくなっているんだとか。
種まきから1か月、すくすく育った苗。品種は山形を代表するブランド米の一つの「はえぬき」です。収量、品質共に安定し、味のバランスも良く冷めても美味しいと人気です。
JA庄内みどり遊佐支店の方や、地元の農家さんから田植えのイロハを教わります。
苗の育ち具合を観察します。湿度が高かったため、根張りがあまり良くなかったそう。
一粒のお米から育って成長して、沢山実をつけるんですね~。改めて実感。順調に育ってね。
田植型を転がして田んぼに型付けをします。この田植型は明治時代に、遊佐の富岡の石川治兵衛さんらが考案したものです。これで等間隔に手植えができるようになったという優れものです。全国各地に広まり、機械化されるまで大活躍していたそう。
線と線が交わった所に手植えします。
田んぼにタニシやカエル、オタマジャクシがいました。ちょっとおじゃましますよ~。
わぁータニシがたくさんいる!タニシがじゃまー!とおっかなびっくりながらも素足で入っていきます。
苗は5本ずつだよ、と教わりながらも10本位になっちゃった~、と奮闘する子供たち
慣れない手つきながらも頑張ります。
庄内は風が強いので、抜けないように丁寧にしっかりとね。と田植えの先生。
だんだん慣れてきて黙々とこなす子供たち
真剣に植えていきます。
あと少しになってきました。ご厚意で私も初めて手植えを体験させて頂きました。
お疲れ様でした~!皆さんとの作業は楽しく、貴重な経験となりました。田んぼの泥が気持ちよかった~。
皆で頑張った足跡が残る田んぼ
秋の稲刈りが楽しみですね!蕨岡小学校の皆さんありがとうございました。
遊佐町では各小学校で、米作りを田植えから収穫まで体験をしています。いいなぁ、と米作り体験がなかった隊員一同うらやましがっています。
木枠で作った田植型
遊佐の富岡には田植型の記念碑があります。
秋にはしっかりと実りました!(撮影9/10)
稲刈り体験の過去記事はコチラからどうぞ 吹浦小学校 稲刈り体験(2021)