丸池「様」ですよ。
中国には九寨溝がありますが、遊佐には丸池様があります。
丸池様は、直径20メートル、水深5メートル、鳥海山から湧き出る湧水だけで満たされた池です。
水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えていきます。
水の色は幻想的なエメラルドグリーンで、光の加減により微妙に色を変えていきます。
水は冷たく澄んでおり水中の倒木さえもなかなか朽ち果てず、地底に潜んでます。
その昔、鎌倉権五郎景正という武将が敵に目を射抜かれ、三日三晩その敵を探し求め見事に討ち取ったあとにこの池で目を洗ったため、この池に住む魚は鎌倉景正に敬意を表してすべて片目であると言われています。
鳥海山大物忌神社の境内地であるため手つかずの社叢が残っており、地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。 池を取り囲む社叢(しゃそう※いわゆる鎮守の森)は全くの原始林で、遊佐町の天然記念物に指定されています。代々続く人々のたゆまぬ努力により、太古の姿が今に伝えられています。
この場所は、池に入ったり荒らしたりすると目が潰れるといった言伝えがあり、古くから地元の方々の信仰の対象になっています。そのため「丸池」ではなく、「丸池様」と呼ばれています。
信仰の泉「丸池様」
- 住所
- 山形県飽海郡遊佐町直世荒川57
- 時間
- 日の出から日の入りまで
- 駐車場
- あり(10台くらい)
- アクセス
- JR吹浦駅から車で約5分