遊佐刺し子展

2022-06-08

/ by kaori

 

6/5(日)~ 6/11(土) 10時~17時最終日は16時まで

遊佐刺し子展開催中です!(遊佐町エルパ催事場)

コロナ禍で展示の機会がなかった中、久々の展示とのことです!体験教室もあるので気軽に参加してみて下さい♪

 

遊佐刺し子教室 / 山形遊佐刺し子教室のみなさんの、遊佐刺し子とパッチワークが融合した作品が展示されています。

遊佐刺し子がほどこされている、遊佐の伝統的な仕事着「橇曳き法被」もありました。昔、山仕事(材木をそりで運ぶ)で使ったといいます。

日本三大刺し子の一つに数えられる「庄内刺し子」。庄内地方の中で遊佐町に伝わる「遊佐刺し子」。藍染の布に白い糸で刺します。印をつけずに一針一針刺す「横刺し」が特徴です。遊佐独自の美しい文様が多数伝わっています。

 

遊佐刺し子の過去記事はコチラからどうぞ

会場入り口、猫のぬいぐるみにも刺し子がほどこされていました。

 

※会場内は撮影禁止となっています。記事用に撮影許可を得て掲載しています。

遊佐刺し子教室でデザイン制作指導をされている土門玲子さん。会場で刺し子の生地を缶バッチ用に縫われていました。

胸元の刺子のブローチも素敵です、なんとジーンズにも刺し子を施されているんです!同色の糸で縫われていて、あえて目立たず控えめですがカッコイイ!!これぞ現代の用の美ですね。

体験教室では丁寧に縫い方を教わることができます。初心者でも安心です。材料費¥1,000(刺し子用布、糸)

遊佐独自の文様「米刺し」を体験されていました。文様にも意味があり、米刺しは五穀豊穣です。

他にも竹刺しや草刺し、蝶刺しなどの遊佐の文様があります。

「遊佐刺し子とその歴史」研究会を結成し、遊佐刺し子の歴史を調べ、聞き取り調査をし文様を発掘するなどした活動内容を本で出版されています。

遊佐刺し子の伝統文化を大切にし、現代の作品に取り入れて遊佐刺し子の伝承をされている皆さん。大変素晴らしい取り組みですね!

どの作品も一針一針手が込んでいて素敵なんです。一つ一つ見入ってしまいます!

創作手工芸展で受賞された作品や、海外での交流(展示会や体験教室)の展示もありました。

是非お近くにお越しの際はご覧くださいね。

 

過去記事はコチラからどうぞ「繁田隊員取材編