共存の森で森づくり(枝払い)体験
6/19(日)、「夏の共存の森で森づくり」が開催されます。
共存の森で枝払い体験をします。スギ人工林と周辺の里山雑木林を散策し、共存の森づくりの考え方を学びます。
「共存の森」は岩石採取跡地で、森林再生を中心とした森づくり活動を行っています。年に4回、異なる内容で森づくりの体験ができるんです。
森に興味がある方にオススメです。機会があれば参加してみて下さいね!森林浴ができます~♪
お申込みは6/13日(月)まで チラシはコチラからご覧いただけます。http://shiraishizenkan.com/topix/1592
先月は、「早春の共存の森散策と春の恵み」が行われました。森の見方を学べ、遊佐の森を体験できます。(過去記事はコチラからどうぞ 去年の12月の「クロマツ林整備体験」の様子はコチラからどうぞ )
今回は、去年の様子を少しお届けします(2021.7/17)。
しらい自然館に集合し、「共存の森」へ移動します(山道なのでワゴン車に乗り換えも可)。鳥海山の西側のピーク、笙ヶ岳が見えます(去年は7月だったので、青々として夏山の装いですね)。
スギ林の中を通り抜けます。
「林道記念碑」の所で道が分かれます。右に進みます。
ちなみにですが、真っすぐ行くと突き当りに「万助道登山口」があります。鳥海山の登山ルートの一つで、途中に万助小屋があります。
だんだんと周りの木の様子も変わり、広葉樹が増えてきました。
え、まだ行くの??と、道の起伏もあり、ちょっとしたアドベンチャー気分!!
「共存の森」に到着しました。作業の説明を受けます。
ベテラン勢が草刈り機で下草を刈るので、ケガをしないように注意しましょう。とのこと。
アカマツの枝打ち体験をします!のこぎりで枯れている枝を幹の付け根からカットします。枝を幹に残さないようにするのがポイントです。
のこぎりカスや木の枝などが目に入らないように、作業は気を付けて行います。
皆さん熱心に作業中!無心で枯れ枝を切っていると、どんどん集中できて楽しいんです!日頃のストレスもすっきり?!
ふと気付くといい汗をかいています。そして森林浴もできるのでなんだか清々しい!
草を刈ることで、地表に日が当たるようになります。
だいぶスッキリしました、きれいになって気持ちいいですね。お疲れ様でした!
作業後に森についてのレクチャーを受けました。共存の森は、岩石採取跡地だったこともあり、あまり木が大きく育っていないところがあります。
今回の作業をすることで、日光が地表に当たって木の根が丈夫になり、下草も育ち土壌の流出も防ぐことができます。成長が楽しみですね。
クロマツ(写真左)とアカマツ(写真右)の違い。
クロマツ:樹皮が赤っぽい。海岸近くに生育。葉の先が固く痛い
アカマツ:樹皮が黒っぽい。山の尾根などに生育。葉の先が柔らかく痛くない
確かにクロマツの方が葉が太くとがっています。同じ松でも違いがあるんですね!
ハチの巣があるよ、と参加者の方。巣の形といい、黄色い色もきれいですね。
しかし、巣には近づかないように!ハチは黒くて動くものに反応します。黒い服や色の濃い服は避けて、帽子をかぶって髪の毛も見えないようにします。近寄ってきたら、とにかく動かずじっとします。
森に行く際は、服装も大事なんですね!帽子に長そで、長ズボン(ケガや虫刺されを防げます)。山に近いと天気も変わりやすく、雨具があると安心です。
共存の森を離れて、近くのアカマツ林を見学します。こちらは共存の森と違って何も手入れをされず、自然に木々が育っています。
通常の何も手入れされていない森と、共存の森の様子を比べるとおもしろいかもしれません。
また移動して近くの森を見学します。サクラ、カエデ、モミジ、コナラ、ミズナラ、ホオノキ・・・少しの空間でこんなに木の種類があるんですね!森の中でも適材適所に生育しているんだなぁ。
様々な木が一緒の空間に生育していて、そこには昆虫や動物、あらゆる生命が生息する豊かな森が広がっていて・・・生物多様性って大事なんだなぁ。
これまで木について全く考えたことがなかった私。身近にあるのに知らないなぁと実感。色々と気付くことがありました!
◆夏の共存の森で森づくり◆
開催日時 6/19(日)、8:30~12:00
集合場所 しらい自然館駐車場
持ち物 作業しやすい服装、軍手、帽子、長靴、雨具等。お持ちの方はノコギリ、ヘルメット
お申込み 6/13日(月)まで しらい自然館 0234-72-2069
〒999-8304 山形県飽海郡遊佐町白井新田字見晴野21番地 http://shiraishizenkan.com/access