来ちゃいなよ。ゆざまち

体験学習もできるのです!

2018-05-30

/ by akira

 

遊佐町の山手に「しらい自然館」という交流体験型宿泊施設があります。

ちょっと難しい言い方になりましたが、簡単に言うと様々な自然体験学習ができるところです。

いろんなプログラムが用意されているのですが、その中から少しご紹介します。

 

今回紹介するのは、4月に県外から来てくれた中学生のみなさんの様子で、

庄内を使って行う校外学習の2泊3日の内の2日目とのことでした。

 

まずは、「竹を使った器と箸作り」

遊佐町で元気に育った竹を使い、自分たちで箸や器を作っていきます。

スタッフから、手順やどの部分を使うかなどの説明が終わると、

 

あとは自分たちで作ってみるのです!

転がりやすい竹をどうしたらうまく切れるのか?

切った竹を縦半分にしたいけど、どうしたらいいんだろう??

ノコギリか?! 小鉈か?!

協力し合い、工夫し合い、時にはスタッフから教えてもらいながらの挑戦です。

 

こちらでは箸作りをしてますね。

自分で鉛筆を削ることもなくなったのでしょうか?

ぎこちなかったり、危なっかしかったりしますが、刃物の使い方を教えてもらいながら、ゆっくり焦らず作っていきます。

もちろん仕上がりはそれぞれで異なりますが、すばらしいお土産ができてましたよ!

 

 

続いての体験は、「湧水ラーメンづくり」。

遊佐町といえば「豊富な湧水」が魅力のひとつ。

「胴腹滝」や「鳥海三神の水」、「神泉の水」など水汲みに訪れる方がたくさんいますが、そういった水を使った出汁でラーメンを作ってみる!というとっても楽しい体験です。

 

まず体験してもらうのは、3種類の湧水を使った「とびうお出汁の飲み比べ」です。

といっても、どの味が自分の好みかな?という簡単なもので、

「あ! なんか違う!」 とか、

「あれ? こっちの方が味が薄い!」 といった反応を見せてくれる子どもたちや、

 

熱いから気をつけてねと伝えてても、「熱っ!」という声が聞こえてくるので、

「だがら言ったべよ!」というツッコミが入ったり、

「えぇ~、全然わかんねぇ~」といった反応を見たりしながら、スタッフも子どもたちも笑顔に。

楽しんでもらえているようで何よりです。

 

さて、先生方はいかがですか?

ちなみにこのトビウオは、山形県唯一の離島で遊佐町からも見える飛島の特産品のひとつです。

 

 

続いては、ラーメンの「麺茹で」。

自分の分は、自分で茹でてみます!

 

{ジャッ! ジャッ! ジャッ! …」 と湯切りも自分でしてみます!

 

ここはちょっとお手伝い。

 

こういった体験ができるところや機会は限られると思いますので、貴重な経験になったかなと思います。

 

 

続いての体験は「独楽の絵付け」です。

小さな駒を相手に、みなさん集中して絵付けをしております。

各自がいろんな工夫をしていたり、様々な模様をつけたりしているので見ているこちらも楽しくなってきます。

 

こちらも綺麗な絵付けをしてますね!

 

絵付けが終わったら、回しましょう!!

この、回した時の色合いも楽しみなんですよね。

 

中には、逆さ回しに挑戦している子どもたちも!

いいですね~。こんな風にして、どんどん遊んでもらいたいです!

 

自然と集まりだし、お互いの独楽を見せ合ったり、

 

独楽回し大会を始めてみたり。

こんな風に楽しんでもらっている姿を見れるのがとてもうれしいです。

 

 

最後のプログラムは、当日夕方~翌朝にかけての行われる「民泊体験」。

いわゆる「ホームステイ」です。

各家庭に子どもたちが2~3人ずつ宿泊してくる内容です。

とはいっても、特別なことは何もしません。

家族の一員になって食事を一緒に作ったり、小さい子どものめんどうをみたり。

時には、遊佐町の昔話してもらえることもあり、どの宿泊先でも近所の子どもたちが遊びに来た感覚で、いつも通りの遊佐町民の生活を体験させてもらえます。

よほど民泊先が楽しかったのか、涙の別れ…ということもあるんですよ。

 

 

今回、体験学習をしたみなさんは、どんなことを感じてくれたのでしょうか。

高校や大学を卒業して、

「そういえば、遊佐町って子どもの時に行ったなぁ」

なんて言いながら遊びに来てもらえたら、それだけでも嬉しいのです。

 

こちらの施設では、トレッキングや笹巻き体験など遊佐町を楽しむイベントも行っています。

 

また、最後の方で紹介した民泊先も大募集中ですので、

ご協力いただけそうなみなさんはお問い合わせいただけたらと思います。

 

詳しくは下記HPアドレスからご覧ください。

四季の森 しらい自然館

http://shiraishizenkan.com/