古民家をカフェにDIY~左官講座！！

2018-04-02

／ by kanae

こんにちは～定住促進DIY担当のﾀｶﾊｼｶﾅｴです(^o^)

さてさて、『空き家再生地域おこしプロジェクト』一棟目の「古民家カフェ計画」。

1月～3月中頃まで水周りキッチンの工事期間の冬眠が終わり、古民家DIYがスタートしました！！(DIY=自身ですること)

古民家の白梅は、つぼみがふんわりと膨らんでます。春は来てますよ～～～(3月中旬時点)(^o^)春待ちわびる今日この頃ですが・・・

古民家をお店にするため、ちょこちょこ改修していく部分がたくさんあります！！！(5月ころのOPEN予定に間に合わせねば！！！)

今回は洋間に壁紙が貼れるようにするためのDIYをしていきます。

一見、何ともなさそうですよね？？しかし！この洋間には、けっこうなヒビが入っていて壁紙までバリバリ割れているんです！こんな感じ。。。

昭和24年に建てられたにしてはしっかりしてます！が、まだまだ元気にいてもらいたい！！

でも、白壁のヒビ割れ直しなんてしたことないし！！(´・ω・`)ｼｮﾎﾞﾝ

ということで、

古民家DIY講座！第1回目は『左官屋さんの白壁補修講座』を開講～～～！！！！

まずは壁紙をはがす作業です。6畳と8畳の2部屋やります。

ピリッとはがし目をつけて引っ張りビリビリ。しかし、壁紙がだいぶ古い上、日焼けして痛んでいるため途中で千切れてしまいます。

壁の高さは3ｍ以上・・・・ここここわいけど登るしかない運命。

ヘルメット装着！！マスクとメガネで粉塵対策もﾊﾞｯﾁｼです！！！いざいざ～～～途中までよかったのですが、、、

マスクからの蒸気で。。。みえません。

だれかワイパー付きのメガネ、発明してくれないかなぁ。なんやかんや、無事に上の方の壁紙もはがすことができました。もうひとつの洋間もはがせました！こちらの壁紙は布っぽいものでボロボロに風化していました。粉塵押さえるために、霧吹きして馴染ませるとはがしやすいですよ！

準備ができたら、いよいよDIY『左官屋さんの白壁補修講座』～～～！！！！左官職人さんに壁の直し方を学びます！！！

ヒビ割れにも種類があり

「①手で押してみてふかふかボロボロ落ちてきてしまうもの」

「②押しても何でもないもの」。

左官では①を補修するため下地までガッツリ堀り、カベ材を詰め補修します。

②のようなただのヒビは、塗装部門となり、パテというもので埋めて平らにしていきます。

「カワタチ」という道具を使ってガリガリ！

壁を落としていくと・・・・・「石膏+白壁」の2層、さらに石膏の層は棕櫚(箒の材料にもなる)やワラが混ざっているではありませんか！！むかしむかし、約70年前はこんなふうに壁をつくっていたのですね～。協力隊になってDIY活動をしてから、いろんな手仕事を見られる機会があり幸せだな～としみじみ。こんな感じで、下地までしっかりカリカリ掘りました。次に、待ちに待った左官作業！！よくイメージする、左官屋さんの道具の登場です！！

「水」と「コテ」！！「コテ」は塗る場所や使い方によっていろんなサイズ、形があります。絵をかくための筆くらいたくさんの種類があるんですね～詰めるものは「軽量鉄骨材」をつかいます。今は時代が進み、水を加えただけで壁の補修ができるカベ材になっているようです！少しずつ水を加え、交ぜていきます。これもけっこう力が必要なのです！！

先生は下からごっそりムラなく交ぜていました！ぅおおお頑張るぞ！！！！！はじめは、ボソボソでクッキーの生地のようですが、、、混ぜていくと、、、なんと「おもち」か「水まんじゅう」のようにやわらかくなっていきました！！！

これが壁をなおす、カベ材です。練り上げたカベ材を、壊した壁に塗っていきます。はじめは荒くても大丈夫！
まずはふちの段差をなくしていきます。こんな感じで。1回目はボソボソ。高いところは、足場を組んでヘルメット装着！昨年の夏「DIY初心者講座」で皆勤賞だった方も、今回参加！！！嬉しいかぎりです・・・が、いきなりハード過ぎました。ぺたぺた。様になってます！！！カベ材は「おもち」のようで、コテに乗せるのも難しく！！細い溝にくっつけるのもなかなか、容易ではありません。実際やってみると、左官屋さんの腕のすごさを実感します。ぺたぺた。店主さんも頑張ってます～すこし時間を置いて・・・２回目は、平らに仕上げます。こんな感じで、うまく壁が出来上がりました！！！ふぉぉぉ感動だ。。。
これが乾くと、グレー色になり。固まると、白くなるそうです。
「乾く」と「固まる」は違うことも今回知りました。