遊佐町から世界へ!グローバルな遊佐町

2026-03-19

/ by shuntaro

こんにちは。

遊佐町地域おこし協力隊のしもむーこと下村俊太郎です。

今回は遊佐高校で行われた、海外留学を経験した生徒・大人が話す『グローバル・ランド』というイベントについてレポートします。

 

ぜひ、おもしろい取り組みを行っている遊佐高校の活気ある様子を感じてもらえたら嬉しいです!

 


  • はじめに

山形県最北にある遊佐町の唯一の高校、県立遊佐高校。

そんな「ローカル」な遊佐高校ですが、実は生徒や教育に関わる大人には海外経験がある人が多いのです。

 

今回の『グローバル・ランド』はそんな海外経験者たちの話を聞いてみよう!ということで遊佐高校の校長先生によって企画されました。

 

登壇者は全部で6組。

話を聞きに来た参加者は、私のような協力隊や遊佐高校の先生のほか、遊佐町の教育長もいました。

 

今回はこの会の中身と、私が考察する「なぜ遊佐高校から海外に挑戦する生徒が多いのか」の理由を紹介しようと思います!

 


  • 生徒のターン

車座になりお菓子を食べながら和やかな雰囲気でスタート。

まずは遊佐高3年次生3人の発表です。

 

◎一人目は3年次生の時に〈ニュージーランド〉に留学した生徒

この生徒は2年次生の時から海外の教育制度に興味を持ち、ニュージーランドの「テファリキ」という幼児教育のカリキュラムについて知りたい!と留学を決めました。

 

彼女は、『トビタテ!留学JAPAN』という制度を活用して留学。

この制度は、文部科学省が民間企業と連携し、返済不要の奨学金を軸とした様々なサポートを提供する留学促進キャンペーンです。

留学中のプログラムを自身で考え、書類審査、面接審査など厳しい選考を通過し、見事留学の機会を獲得しました。

 

現地の保育園を訪問したり、現地の人と交流したりしながら充実した時間を過ごしたことが伝わってくる発表でした。

現地の保育士さんにインタビューをした回答に感銘を受けたことを話している様子

 

彼女の留学の詳しい様子は▶こちらのインスタグラムにも載っています!

ぜひご覧ください。

 

◎2人目は〈マルタ共和国〉に留学した生徒

こちらの生徒は1年次生の時に遊佐町の『ハンガリー・ソルノク市派遣事業』に参加し、そこから海外に興味が出たという生徒。

単身で、マルタ共和国に1か月ほど留学しました。

マルタの美しい写真を見せながら、現地での思い出や、留学先の学校でのトラブルなど面白く話してくれました。

 

彼女の留学は、学校に用意されたプログラムではなく、留学先を自分で考え、エージェントも自分で探し、自ら親御さんと先生を説得して挑んだというもの。

 

楽しい話の裏側で、留学前も留学に行ってからもたくさん頑張ったことが伝わってくる発表でした。

 

そんな彼女の留学体験記が、実は詳しく記事になっています。

こちらからぜひご覧ください。

 

◎3人目は〈フィジー〉に留学した生徒

留学先で撮った写真をスライドショーで見せながら、現地での生活をありのままに話してくれました。

「ごはんの写真が多い!」とか「空港で写真撮りすぎ!(笑)」など周りが突っ込みを入れる場面もありながら、和気あいあいとした雰囲気の中で発表が進みました。

 

ホームステイ(現地の家庭に住まわせてもらうこと)生活を楽しんでいた様子の彼。

留学というと「何かを学びに行かねば!」と思ってしまいがちだと思いますが、現地での生活を楽しむことも大切だなと気づかせてくれた発表でした。

現地の学校が学習の習熟度別に教室の色分けがされていた話をしている場面

インド人のホストファミリーがたくさんカレーを作ってくれた話をしている場面

 

3人とも海外という慣れない場所で悪戦苦闘しながらも、逞しく生活し、行動する姿が印象的でした。

 


  • 大人のターン

大人は、学校の先生ではなく「コーディネーター」という役割で遊佐高校と関わっている人たちが3組発表しました。

「コーディネーター」は寮生活をする生徒の面倒を見たり、学校で先生と授業を作ったりしている人です。

 

◎1組目は〈スロバキア〉に夫婦で行った2人

旦那さんは以前(スロバキアへ行く前)、遊佐高校の「デュアル実践」の取り組みをコーディネートする役割を担当してくれていました。

 

2人はワーキングホリデーの制度を活用してスロバキアへ。

日本からのワーキングホリデーというと、オーストラリアやカナダが有名ですが、あえて日本人が少ないところに行こうとスロバキアを選んだそうです。

 

発表では、現地の水を飲んで体調を崩し九死に一生を得た話など、夫婦での海外体験を楽しく話してくれました。
近いうちにまた海外に行くそうなので、面白い体験談を持って帰ってきてくれることを楽しみにしています。

 

◎2人目は、先月まで暮らしのコーディネーターとして活動していた水谷隊員

実は水谷隊員は協力隊になる前に、〈デンマーク〉に留学していました。

大学で教育系の学部に在籍していて、デンマークの教育を学びに留学をしたのだそうです。

 

デンマークでの学びを日頃の活動にも活かしながらコーディネーターとして活躍してくれていた水谷隊員。

 

発表の終盤では「最近皆さん遊んでいますか?」と問いかけ、デンマークの教育で大切にされている価値観と、遊佐での生活をリンクさせながら話してくれました。

 

そんな水谷隊員の、留学経験も含めた詳しい紹介が▶こちらでご覧いただけます。

 

◎最後は大学生の頃からいろんな場所に留学しているコーディネーター

そんな留学経験豊富なコーディネーターは、相馬葵さん。

 

覚えている方もいらっしゃるかもしれません。葵さんは、2024年4月末まで当時の「ハウスマスター」として協力隊で活動をしていました。

 

協力隊を退任した後にも長期で海外に渡航した葵さん。

そのときは、ワーキングホリデーとはまた違う、ボランティアをしながら生活ができるプラットフォームを活用したということです。

 

自身の留学経験を交えながら、聞いている生徒に向けて「海外に行く方法はどんなものがあるか」「海外に行って得たものは何か」をわかりやすく教えてくれました。

 

以上で全員の発表が終わり、和やかな雰囲気のまま会は終了しました。

 

  • 終わりに

遊佐高校には、今日発表してくれた生徒以外に〈マダガスカル〉に行った生徒もいます。

 

なぜこれだけ留学にチャレンジする生徒がいるのかを考えてみました。

 

理由の一つはやはり遊佐町で毎年行われているハンガリー・ソルノク市派遣事業の存在でしょう。

残念ながら今年は世界情勢を鑑みて中止になってしまいましたが、町内の中高生が約1週間、遊佐町と姉妹都市であるハンガリー・ソルノク市でホームステイをしながら現地の人たちと交流する事業です。

 

2人目に発表した生徒もそうであったように、この事業への参加をきっかけに海外に興味を持つ生徒が多くいると感じます。

 

二つ目は、遊佐高校支援の会による海外留学支援制度。

最大で10万円まで補助金が出るので、その制度を利用することで留学へのハードルが低くなっていると思います。

 

最後の三つ目は、周りに海外経験がある大人がたくさんいるということ。

今回発表した大人たちは、普段から高校生と関わりが深いコーディネーターたち。

そういった大人の話を聞いて、姿を見て、「自分も挑戦してみよう!」となる生徒が多いのだと思います。

 

海外へ挑戦してみたい人はぜひ遊佐町、そして遊佐高校に!

今回のレポートはここまでです。ではまた次の記事で!