世界のこけし祭!

2025-09-24

/ by toyomi

第70回全国こけし祭 鳴子踊りフェスティバルパレード&大崎交流会に行ってきました!
お久しぶりです、トミーです。https://www.city.osaki.miyagi.jp/shisei/soshikikarasagasu/narukosogoushisho/chiikishinkoka/5/2/2834.html

令和7年9月6日(土)、宮城県大崎市鳴子温泉で開催された
「第70回全国こけし祭 鳴子踊りフェスティバルパレード」に遊佐町チーム、先頭で参加してきました。
友好都市ならではのご縁を大切にしつつ、踊って!学んで!歌って!食べて!笑って!をご報告します。

■ 出発 ~「遠足気分」でGO!

お昼、役場を「いってきまーす!」と元気いっぱいに出発。
今回のフェスティバルパレード参加メンバーは、
町民の方7名、髙橋務副町長と髙橋冠治議長、遊佐町地域おこし協力隊から下村俊太郎隊員、渡辺力隊員、松尾尚記隊員、私。そして企画課の石垣主事補という、なかなか豪華な布陣。

車内はというと――「修学旅行!?」と突っ込みたくなるほどのにぎやかさ。
笑い声とおしゃべりが止まらず、あっという間の2時間半で遊佐から鳴子に到着。「えっ、意外と近い!?」と皆びっくり。

午後3時半、宿泊先「弁天閣」に無事到着すると、鳴子総合支所地域振興課の松岡課長と小野寺主査、そして弁天閣のスタッフの皆さんからあたたかいお出迎えをいただきました。ロビーで軽く打ち合わせを済ませたあと、交流会までひと息つくことに。

ここで支給されたのが、なんと「おにぎり3個パック」。軽食のはずが、しっかりボリューム満点。「もはやこれは主食!」と笑いつつ、ありがたくいただきました。お腹も心も満たされたところで、いよいよお部屋へ。

最大のイベントへ向けて、衣装にチェンジ!
「いざ戦場(パレード)へ!」と気合いを入れつつ、鏡の前でちょっとポーズを取ってみたりして…。

■ いざパレード!

午後5時40分、バスに揺られて会場へ。
スタート地点は鳴子温泉街の旧鳴子総合支店前、ゴールはホットパーク前。湯けむりただよう温泉街に太鼓の音と人のざわめきが重なり、早くもお祭りムード全開です。

オープニングは大崎市の伊藤康志市長によるご挨拶。「記念すべき第70回大会を盛大に…!」の声に、観客から大きな拍手。

いよいよ始まったパレード、参加者数はなんと総勢535名! これぞ歴史あるお祭りの迫力。
遊佐町チームは15名で列に加わりました。コンパクトな人数ながら、気合いと笑顔はフルボリューム。

行列には鳴子踊り会、議会のみなさん、張りぼてこけし19組、顔ぼてこけし8組、仙台すずめ踊り、ばんとうみこし2基と、にぎやかさ120%。もはや「ネタの玉手箱」状態。特に張りぼてこけしは、暗くなってくるとちょっとシュールで、妙に目が合うんです。

そして極めつけはまさかの海外参加!
なんとポーランドから熱烈なこけしファンが参戦。ヨーロッパからはるばる鳴子へ――。この瞬間、こけしは地域の民芸品から「ワールドワイドアイドル」へと昇格しました。

いや、もうこれは「全国こけし祭」じゃなくて「世界のこけし祭」と呼んでもいいのでは…?

■ 沿道はお祭りパラダイス

沿道にはカメラを構える人、声援を送る人、手を振る人で賑わってます。まるでスターの気分!「キャー!」とまではいかなくても、クラッカーを鳴らしてもらい、「今日がデビュー?」と錯覚しそうに。観客の皆さんのスマホも一斉にこちらへ向いていて、なんだか即席のファンミーティング状態でした。

最初は緊張でガチガチでしたが、後半にはワクワクが勝ってきて、自然に笑顔で踊れるように。列のみんなの動きがピタッと揃った瞬間は、思わず「おぉ…美しい…!」と自分で感動してしまうほど。

途中では、小さな男の子が遊佐町の列に飛び入り参加。無邪気に一緒に踊ってくれる姿に、観客も私たちも思わず笑顔になりました。さらにリッキーの撮影カメラが顔スレスレに迫ってきて、「これ以上近づいたら毛穴まで全国デビューしてしまう!」と内心ひやひや。これもまた楽しい思い出のひとコマです。

一番人気を集めていたのは、仙台市すずめ踊り。観客がわんさか押し寄せ、扇子のひらめきの美しさ、そろった動き、そして「ハッ!」というかけ声のカッコよさに圧倒されました。来年はぜひ本場・仙台でじかに見たい!と思わせるほど。

駅周辺には出店がずらりと並び、焼き鳥の香ばしい匂いが鼻を直撃。思わず足が止まりそうになりましたが、「ここで釣られてはいけない!」と心を鬼にして最後まで踊りきりました。踊り終えたあと、その香りは最高のご褒美のように感じられたのでした。

■ 交流会スタート!

夜はお待ちかね、大崎市との交流会。遊佐町と大崎市が友好都市となったきっかけは、鳴子に「遊佐」の名字の方が多くいたことから始まったそうです。市長さんのご挨拶から始まり、乾杯、記念品交換…と正統派の流れで幕を開けました。ところが席につきお膳を囲むや否や、話題はどんどんディープに。

大崎市の地域おこし協力隊の活動は「えっ、そんなことまで!?」の連続。
無人駅を“有人化”して駅長を務めるミッションや、鳴子こけし工人を支援するミッションなど、なんともユニーク。しかも「3年で任期が終わっても、志半ばなら延長して会計年度職員にして面倒みます」と市長がさらっと言うあたり、大崎市の本気度が伝わってきます。

さらに「道の駅あ・ら伊達な道の駅」のロイズ出店秘話も飛び出しました。実は姉妹都市のご縁から始まったこと、当初は住民の9割が反対していたこと…それが今や全国1位&年間320万人来場、売上20億円!「なめこからロイズへ」の大逆転劇は、まるで地域づくりドラマの金字塔です。

その後も交流会は盛り上がりました。結局、気づけば夜は22時半。笑いあり、歌あり、学びありの交流会は、時間を忘れるほどに楽しいひとときとなりました。

■ 学びとつながり

祭りの喧騒の中、笑い声や太鼓の響きに包まれながら駆け抜ける――その瞬間、
遊佐町と大崎市の絆を体中で感じました。
肩をぶつけ合い、歓声を上げ、みんなで同じリズムを刻む。
学びも笑いも、心も体も全力で巻き込まれる時間でした。
まさにお祭りは、人と人を結ぶ生きたエネルギーの渦でした。

■ おわりに

笑顔いっぱいのパレード、熱気あふれる交流会、そしておちゃめなカラオケタイム。
どの瞬間も忘れられない思い出です。踊って学んで沢山笑った。
兄弟町・大崎市とのつながりを改めて実感すると同時に、「祭りって人と人を結ぶ魔法だなぁ」と思いました。
笑顔いっぱいのパレード、熱気あふれる交流会、そしておちゃめなカラオケタイム。
どの瞬間も忘れられない思い出です。

そして正直な感想は――「楽しかった! 来年も出たい!」…これに尽きます。      byトミー