遊佐にもあります、クラフトビール
こんにちは、ぺいたんこと白井駿平です!
突然ですがみなさん、遊佐町の「クラフトビール」があることをご存知でしょうか?
┃遊佐FAN!CRAFTが今年もスタート🍺
遊佐町のお酒といえば、日本酒、ウイスキー、焼酎を思い浮かべる方が多いと思います。
でも実はそれだけじゃないんです!
遊佐町の魅力を体感し、みんなで共感しあえるビール。
それが、2021年に誕生した「遊佐FAN!CRAFT」というビールです🍺
毎年異なるテーマで期間限定・数量限定で販売されていて、今年で5年目。
今年は、遊佐町を象徴する「湧水」をテーマに掲げて、「遊佐 FAN!CRAFT湧(わく)」製造プロジェクトがスタートしています!
(醸造の様子 写真提供:阿部薫さん)
¶遊佐FAN!CRAFTとは
発起人は、遊佐町出身で現在は米沢市にお住まいの、鳥海2236ゆざ親善大使でもある阿部薫さん。新型コロナウイルスが流行し人々の行動が制限された際に「遊佐町から離れていても、その魅力をみんなで共感できたら」と、米沢にあるクラフトビール醸造所「ジャックスブルワリー」と、遊佐町役場に勤務していた中学校の同級生に相談したことをきっかけに2021年より企画がスタート。生産者や販売者などで組織され、町の第3セクター、遊佐町総合交流促進施設株式会社も参画する「遊佐FAN!CRAFT実行委員会」で企画を行います。毎年異なるテーマで遊佐町の魅力を共感しあえる、他にはない特別なクラフトビールです。
■これまでリリースされたシリーズ■
「遊佐FAN!CRAFT海」(2021年) 遊佐町産の岩ガキと柚子を使用
「遊佐FAN!CRAFT風」(2022年) 遊佐町産のササニシキと湧水を使用
「遊佐FAN!CRAFT晴」(2023年) 遊佐町産のもち米(彦太郎糯)と大豆と湧水を使用
「遊佐FAN!CRAFT宴」(2024年) 遊佐町産のサツマイモと湧水を使用
┃遊佐町の湧水からビールを
プロジェクトスタートに先駆け、ビールの醸造に使う湧水を汲みに行くとのお話を聞きつけて、水循環保全啓発担当の私ぺいたんとトミーさんこと早坂隊員もお手伝いに馳せ参じました🏃
これまでのクラフトビールにも遊佐を代表する湧⽔「⿃海三神の⽔」が使われていたそうですが、今回は湧水がテーマということで「胴腹滝」の⽔をプラス。
飲まれる方により遊佐町の水を感じてもらいたいと2種類の湧水を取水することになりました✨
湧水は冷たく澄んでいて、これがビールになると考えると、すでに美味しいビールの味を感じてしまいます。
¶湧水ちょこっとコラム
遊佐町の湧水は、集水域によって水の性質が異なる傾向があり、中でも特に山間部の水は、水に溶けだしているミネラル分の量が少ないことが特徴です。(早坂隊員調べ)
鳥海三神の水や胴腹滝の水でコーヒーを淹れるとおいしいという話を耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、それは、水に元々溶けている成分が少ないことでコーヒーの成分がより多く水に溶けだしやすくなるためと考えることができます。
そんな混じりけの少ない水で作ったビールはどんな味わいになるのか、想像が膨らみますね♪
阿部さんのお話しによると、ビール造りでは様々な工程で水が使用されるため、100%遊佐町の湧水を使用するというのは難しいのだそう。
それでも、できるかぎり遊佐町産の材料でビールを作りたいとの思いから、ブリュワリー側との地道な相談を経て、醸造に必要な水のおよそ3分の2に遊佐町の湧水を使用しているとのことです。
また、今年のビール製造には、町内にある「じろべ農園」さんで収穫されたホップも使用しているということ。
(醸造に使用したじろべ農園さんのホップ 写真提供:阿部薫さん)
遊佐町の湧水とホップを使ったビールが、どんな味、どんな香りになって楽しませてくれるのかと想像すると、今からもう待ちきれません!
┃夏、特別なビールを
そんな「遊佐 FAN!CRAFT湧(わく)」は、夏ごろの完成を目指して醸造中。
一般発売解禁は、7月19日(土)を予定しているとのことです。
今後も新しい情報がありましたら継続してご紹介していきますね!
「今年はどんな味になるんだろう?」と、みなさんと一緒にワクワクしながらその完成を待ちたいです😊
(醸造の様子 写真提供:阿部薫さん)
過去の遊佐FAN!CRAFTの記録は、遊佐FAN!CRAFT実行委員会のInstagramでもチェックできます。
この夏、湧水仕込みの特別な一杯を、たくさんの方とともに楽しめますように🍻
(文、注釈・クレジット表記のない写真 白井駿平)