来ちゃいなよ。ゆざまち

雪の胴腹滝

2022-01-28

/ by kaori

 

今年も雪が多いです、晴れ間の日がないなあ(´-ω-`)と思っていたら、やっときました青空が!\(‘∀’)/

ということで町を巡り、ここぞとばかりに雪景色を満喫♪、胴腹滝(どうはらのたき)まで行ってきました。冬でも凍らず、年中水を汲む人が絶えないという遊佐町の人気湧水スポットです!(撮影 1/19、21)

胴腹滝は・・・鳥海山の南麓の標高約230mにあり、山の斜面の途中から鳥海山の伏流水が湧き出ている滝です。水量も多く、不純物を含まない良好な水で「里の名水・やまがた百選」に選ばれています。

ここから下の町の田畑を潤す大切な水源の一つになっています。

岩野集落に入り口があります。胴腹滝の所までは除雪されているので安心して行けます。真っすぐ進むと、

木立の中へ。雪の晴れの日って清々しい&気持ちいい!青空と雪の白とのコントラストがいいです。リフレッシュ~♪

雲が晴れてきて、鳥海山が見えています。やったー!この時期は毎日雪雲に隠れて見えないんですよね。だからなんか見えると嬉しい♪頂上付近も薄っすら見えてきた~。

だんだん道も雪深くなってきました。。。

駐車場へ到着。3、4台位駐車できますね!除雪の方、ありがとうございます。(雪がない時期は10台位とめれます)

胴腹滝は「鳥海山・飛島ジオパークのジオサイト」の一つでなんです!ジオサイトの看板があるので見てみましょう。

鳥海山は約60万年前から何度も噴火をしてできた活火山で、胴腹滝は約16万年~2万年前に鳥海湖付近から噴き出した溶岩の末端崖から湧き出ています。

写真右の地形図の右上が鳥海山の頂上で、左下が胴腹滝の位置です。ちょうど胴腹滝は溶岩が流れてきた末端部分に当たるんですね。

え、なんだかダイナミックです!鳥海湖付近から流れてきたということは、すごい溶岩の量だったのでは。。。火山ってすごい、、地球のエネルギーってすごいですね!まさに地球の恵み。

駐車場から歩いていきます。雪の壁をまたいで、

どなたかの歩いた足跡をたどっていきます。(数日後行った時には、更に行った人が増えたのか雪が踏まれて細い道ができていました。)

小道が続きます。一歩足を踏み入れると、木々に囲まれ静寂に包まれます。森林浴もできホッとする小道です。

夏はヒンヤリとして空気もよくおすすめです!夏の過去記事はコチラからどうぞ (2018年7月)

雪の表面には小さいあられの粒々が。。。

雪が積もってはっきりとしませんが、2つ足跡を発見。どの動物のでしょうか・・・

木立の中を進んで行きます。

途中、小川があり木の板がかかっていますので、その上を通るように注意が必要です!(写真左の黒い所は小川です)

もう一つ、板の上の足跡を慎重にたどっていきます。

鳥居が見えてきました。

 

ここでちょっと一息。空を見上げて深呼吸。木洩れ日と木々に癒されます。

正面に「胴腹滝不動堂」が見えてきました。

「胴腹滝不動堂」の案内の看板にも雪がこんもり。胴腹滝は古くから行者の修行の場であったそうです。

遊佐地区の八日町の方が代々守っておられ、今もきれいに管理されています。(個人の所有地なのですが、どなたでも汲めるようにされています。ありがたいですね!)

「胴腹滝不動堂」をはさんで二つの滝が流れています。昔から大切にされてきた場所なんですね。

左右で味が違うといいます、お好みで味わってみて下さいね。本日も水を汲みに来ている人がいました。

雪の下からのぞく苔たち。緑を見ると元気になります。

雪に埋もれた胴腹滝。石に積もった雪がそれぞれ小さな雪山のようになっています。

緑の時期の苔むす石たちとの競演もいいですが、雪景色もシンとしていいですね。

帰りには、スノーシューを履いたスノートレッキングの方とすれ違いました。機会があれば雪景色の遊佐町にいらしてくださいね。

ちなみにこの先の道路をもう少し進むと冬期通行止めになっているのですが、ここから二ノ滝へスノートレッキングができます(車は道路脇に停めます)。二ノ滝氷柱トレッキングの過去記事はコチラからどうぞ(2021年2月)

毎年2月に、遊佐町の観光協会で「鳥海山二ノ滝氷柱トレッキングツアー」を開催していますが、去年、今年と残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となっています。また開催されることを祈りまして。