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高瀬小学校へ行く 善吉菜のおやき

2021-01-28

/ by kaori

 

高瀬小学校 × わだや(古民家カフェ) 善吉菜のおやき 限定販売!(1/23~27、30、31のみ。わだやにて)

5年生が”高瀬元気プロジェクト”と題し、伝統野菜の善吉菜※の商品開発を行い、わだやさんとのコラボレーションを企画。

わだやの協力を受け販売を行いました。(調理・販売は感染予防の観点からわだやさんにお願いしています。)

 

1/18(月)に、おやきの具材となる善吉菜を収穫するとのことで、中島隊員と高瀬地区の遊佐町立高瀬小学校へ行ってきました。
(高瀬地区…町の北西部、豊かな田園地帯で偉人も輩出。鮭の孵化場や桜並木がある。)

 

※善吉菜って? 詳細は記事下記に記載

高瀬小学校では、毎年3年生が善吉菜を栽培しています。

収穫し給食で食べたり(調理師さんに手渡しし、おつゆを作ってもらうそうです。)、
道の駅 鳥海 ふらっとで3年生が販売をしたりしています。(今年はコロナ禍のため販売会を中止しました。)

 

今回、善吉菜を無くしたくないと5年生がおやきの販売を考えました(総合学習の授業)。

古民家カフェわだやさん(おやきが評判)とのコラボ商品です。

小学校の廊下に掲示がありました。町を元気にと、自分達で記入し、”高瀬元気プロジェクト”をPR。素敵ですね!

事前準備では、わだやさんをお招きしアイデアをプレゼンテーション。

 

おやきの中身の具材も小学生がそれぞれ考え試作!善吉菜を味わってもらおうと工夫し作られています。

 

わだやさんに一人ずつ発表を行い、その中から投票にて「テリマヨチキン」に決定!

他に、ホワイトソース、ベーコンチーズ、しょうゆの実、ドライカレー、キーマカレーなどがありました。どれも力作ぞろいです。

 

そしてポスター、パンフレット、おやきに貼るシールなど魅力あふれる内容を考案!
5年生の楽しいアイデア満載のおやきになっています。大変すばらしい取り組みです!

パンフレット。商品の説明が詳しく載っています。

善吉菜の説明も載っていますね。

5年生の収穫の様子です。雪の中でも元気です。どんな野菜かな?興味津々!

見た目はチンゲン菜に似ているそうですが・・

畑で大切に育てられています。雪が積もっているけど大丈夫?

大丈夫なんです!雪にうたせることでとろみが出て甘みが増すそうです。

一つ一つ大切に収穫します(都度おやきを作る分のみ)。その後先生がわだやさんへ届けます。おやきの販売が楽しみです!

 

※善吉菜って?・・・遊佐町高瀬地区の下当集落発祥の在来作物※※。自家用に数件しか栽培していない。タイサイの仲間で葉が厚く、雪が降ることで甘みが増す。漬物用の野菜。煮物、炒め物にする。弁慶飯(味噌おにぎりに青菜を巻いて、香ばしく焼いたもの。庄内の郷土料理)も美味しい。
年々生産者が減っていたところ、2013年に遊佐町地域おこし協力隊が発見し「別冊広報ゆざ ゆざのみ第3号」に掲載。高瀬小学校の先生が記事を見て2014年から3年生が栽培をすることに。高瀬地区の生産者が種まきから指導している。

(ゆざのみ第3号はコチラからどうぞ。pdfが開きます )

 

※※在来作物って?・・・自家採種しながら世代を超えて栽培され、その地域に根づいた作物。その土地の歴史や先人の知恵などが背景にあり、地域食文化の多様性の維持と継承ができる。品種改良された野菜より、形が不ぞろい、日持ちがしない、収量が少ないなどから大量生産に向かず、ひっそり姿を消している種もある。
在来作物の価値を見直し、飲食店のメニュー化や、食品加工に取組むなど町の活性化に取組んでいる地域もある。

1/23(土) いよいよ、おやきの販売開始です!山形新聞さんにも取組みが掲載(1/23)されました!
町内のショッピングセンター「エルパ」で開かれる「遊佐つきいちマルシェ」(世界で一つの手作り品の販売など素敵なお店が月に一度集結。第4日曜。今回は祝3周年!とのことで土曜も開催)でも1/23のみ販売するとのことで行ってみました。

貴重なラストワン発見です!おやきにシールが貼ってあります。かわいいです!!

な、なんとお昼前には売り切れまして、大人気です。わだやの店舗の方でも完売でした。大盛況ですね♪

翌日、わだやのお店に行ってみると、5年生作成のポスターを発見!本日も午前中で完売とのこと。

高瀬地区の紹介も発見!自分達で作成したそうで、今回のプロジェクトの様子も載っています。
手書きの文字から頑張りがひしひしと伝わってきます。

商品に貼るシール達。あまりにもかわいいので撮影!

後日、撮影用に1つ予約しました(人気過ぎて手に入らず)、テリマヨシールがよいです!

 

善吉菜の苦みが、テリマヨチキン(主張しすぎず程よい風味)、おやきとも合ってグー!!!とってもおいしかったです。(善吉菜は味わえるよう蒸焼きになっています。)

善吉菜の気になるお味は・・・例えて言うなら山形青菜を優しくした味ですかね。(山形青菜をご存じない方は、野沢菜がイメージに近いかな?と思います)

遊佐の野菜はどれも優しい味がするのです。この善吉菜もそうかと驚き&納得。鳥海山の土と湧水のおかげでしょうかね。

美味しい善吉菜でした!(2013年に地域おこし協力隊の岡部さんたち(当時)が、美味しさに感動し地域の特産作物としてアピールしようと、生産者拡大のための活動をしたと伝え聞いていたことだけあってお墨付きのお味でした。)

 

校長先生、担任の先生から、善吉菜を絶やさないためには、続けていけるよう取組みを行うことが大切とお話を伺いました。(当時の協力隊も心配していた点です。)

今回、高瀬小学校の取組みは新しい食べ方を考え発信し、実際にお店で販売することでまさにそれを実践しています。

”高瀬元気プロジェクト”大成功ですね!

関わった皆さん一人一人の取組みがあったからこそと思います。

そして善吉菜をこれまで作って繋いできて下さった方々のおかげで食すことができ感謝です。

◆古民家カフェ わだや◆

営業時間 11:00~18:00(L.O.17:30)

定休日  木、金

冬期休業 2021年2/1(月)~2/26(金)※その年によって変わりますのでSNSで確認ください。

 

わだやの過去記事はコチラからどうぞ (移住イベントにわだやが出演した記事になっています。)