来ちゃいなよ。ゆざまち

魂スープ「ガニ汁」で忘年会!

2019-12-25

/ by kanae

 

すっかり寒くなりましたね。こんな季節は、あったか~い「鍋」食べたくなりますよの!

家庭それぞれの味、日本全国津々浦々!さまざまな鍋があると思います。遊佐町も鍋・汁物文化がとっても熱く、風土そのものを感じられるようなものがあります。

そのひとつが・・・魂(ソウル)スープ「ガニ汁」です!!!!!

 

************

 

こんにちは!この季節は週5で鍋食べてます。協力隊のカナエです^^

みなさんはどんな「鍋」食べてますかー??最近、このHPもほぼ私の記事しか上がっていませんが・・・飽きずに楽しく読んでいただけていれば嬉しいです。他の協力隊は何してるのかなぁ~

 

さて、遊佐町の数ある魂スープのひとつ『ガニ汁』については以前このHPにもアップされていましたね2017.12.13 カニ汁部発足!?

今回は『ガニ汁愛好家の高橋さん監修!移住交流&遊佐ブランド大忘年会』の様子を紹介します!!!\(^o^)/

 

*********

 

遊佐町に移住すると『いなか暮らし遊佐応援団』というチームが、季節に沿った遊佐の暮らしを教えてくれます。それが「移住交流」イベントです!

・遊佐町ってどんなところ??

・冬の乗り越え方(強風ホワイトアウト雪道運転/暖のとり方・作り方/水抜き方法など)

・旬の食べ物/遊び方

などなど!遊佐町のことを知ってもらい、より良く生活していけるように色々なイベントを開催しております。

また参加された移住者同士で日常の悩みや、困っていること、遊佐で見つけたいいものなど、たくさんの話題を共有して解決・発見できたりしているようです^^*

 

そんな『いなか暮らし遊佐応援団』で、今年2019の冬・・・初の「ガニ汁」忘年会を開催!!!しかも、遊佐ブランドとコラボという、ビッグイベントだよーーーーー\(^o^)/

【 ガニ汁- gani jiru - 

耳にしただけで気になります(笑)田舎のほっこり感も漂う、言葉の響き。。。

ガニ汁は、鳥海山山麓ならではの食文化!遊佐町の山側ほか、庄内の一部の地域でも食されているそうです。

この子たちが、そのカニ!「モクズガニ(藻屑蟹)」(別名:川ガニ)

噂に聞いていましたが、本当に毛深いー(゜д゜)!!!毛がヌタっとしていて想像以上の毛深さに圧倒されます。

モクズガニは、きれいな清流に生息し、捕獲量が少なく輸送も難しいため、市場にはあまり出回らない貴重なガニなのです!!(内陸出身の私にとって、遊佐町の川にカニも生きていることが貴重な情報で、とても興奮します。)

ちょっと聞いた話ですが、今から40年ほど前、子ども達は近くの川でガニ獲りをして遊んでいたそうです。針金をわっかにし、ハンモックのようにひもを通した手づくりの仕掛け!石の影に落とし、サンマの頭を真ん中に置いて、ガニをおびき出します。

ガニと子ども達のほほ笑ましい光景が浮かんできますね^^*

ガニちゃんかわいいなぁ~と見ていると、

「ぺりっ。ぺりっ。」と慣れた手つきでガニさんを解体していく方が・・・!!!?

はい!こちらが『ガニ汁愛好家の高橋さん』。汁の作り方を教えてくださる先生です!!!

川ガニの獲れる季節は9月~10月ころ。高橋さんは、この日(12月6日)のために捕獲したガニを水槽で飼育してくださっていました。身体に入った泥を抜き、身が痩せないようにサンマの頭やカボチャを食べさせ・・・コンディションが整った状態の極上川ガニ。。。手間隙かかってますよね。

しかし、ほっぺや肌がつやつやしてますの~~~ガニ汁効果に期待*^^*

*********

 

まずガニの下処理から。

爪などの硬いところや肺と、カニ味噌や美味しい部分に分けます。

そうしたらミキサーに、美味しい部分を殻ごと投入!水を入れて・・・・・・・

ぶぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーんんんんんんんnにゃ!!!!((((゜д゜))))

なんとも豪快!!殻ごとミックス!!!カルシウム不足解消できるねっ!!!!

昔はすり鉢を使って、手ですり潰して作っていたそうです。苦労の一杯。

こんな感じになりました。

一瞬の出来事にみなさん呆然。。。

ミキサーでとろとろになったガニは、

ザルでこして、旨味エキスだけを抽出します。

こちらがそのガニの旨味エキスが入った鍋。紅花のようなものが浮いていますね。これもガニの旨味から出たもの!命のカタチがよく見える汁だなぁ。

はじめはにごり、甲羅も緑色ですが、

ゆっくり、じっくり、やさしくかき混ぜていくと・・・・・・

黄金色に!!!ガニの甲羅が赤くなったころが完成のしるしなんだそうです!

いい感じになってきたら味噌と少しの顆粒だしで味を調えて、

小さめに切った豆腐を入れて完成です!!!!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

後のせネギの準備もバッチリ!!!

 

*********

 

こちらでは、まるごと茹でガニの準備がはじまっています。

活きのいいガニに子どもたちも興味深々ですw

「コトコト コトコト」。まだかな~~~少し赤くなってきました!

あ、眼が合ってしまった;;・・・・・・・「コトコト コトコト」。

先生のOKサインが出ました!

ザァーーーーーっと茹で汁を捨てましたが、これも本当はいただけるそうです。見てください!自然に出た金色ガニエキス!!もったいない~~~;;自分で作る時は飲むからね~~~!

果物も彩りよく、美味しそう!あ、私の大好物の焼き芋が!!参加者のみなさんからのたくさんの差し入れもあり、盛大な忘年会になりそうです\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

**********

作りたてのあつあつガニ汁に行列ができています!

すごくきれいな金色!とろとろしています!!

んまそ~早く食べたい~~~気をつけて持ってね~~~~^^*

*********

それでは、みなさん

『かんぱーーーーーい!!!』

いなか暮らし遊佐応援団の真樹さんの合図ではじまりました!!

真樹さんは、元遊佐町の協力隊で、卒業後は移住に関するイベント企画や空き家のサポート、グローバルな知識を活かして日本語講座などをされて活躍しています!

さて、初ガニ汁。具は豆腐とネギ、たまにガニの足・・・けっこう質素。

しかしこれは、ガニの極上の旨味を楽しむものなんだと、、、一口飲んだ瞬間、そのシンプルさに納得。

「んまーーーーーーー!!!!!」

あの毛深いガニから出る金色のだしは、甘く濃厚で、川のいい香りがしました。人生ではじめてこんなに美味しい汁に出会いました。命に感謝;;

また今回、遊佐ブランドとコラボ企画忘年会ということで!遊佐町特産品の『耕作くん』も登場!!!!

このお酒は、遊佐町産「さつまいも、米」を使用した焼酎です。(詳しくはこちら

歴代の耕作くんがずらり!!!気前いいなぁ~~~~年代が古い方が熟成して?トロみもあり美味しいと評判のようでした^^*

オードブルや参加者のみなさんからの差し入れも豪華!!新米のおむすび・お漬物・とっておきの枝豆・手づくり干し柿・極うま焼き芋・お菓子などなど!

最近、遊佐でキッチンカーを走らせはじめた方からはレバパテの差し入れ!はじめましてのご挨拶だそうです^^

なんとも豪華!!!持ち寄りするとみんなで楽しめていいですね^^*

また、ガニ汁愛好家 高橋さんからのサプライズ抽選会もありました!!プレゼントは、なんと・・・・・・

「茹でガニ!!!!!」

まるまる一杯のガニに、毛深さに、みんな興味深々です!!たったみなさん、とっても嬉しそう!!!w

高橋さんからのガニの食べ方講座もありとても勉強になりました。ガニって意外とやわらかいんですよ!

食べられる部分は少ないですが、旨味がぎゅっと詰まっております。(*´p`*)

そして、あたため直した2杯目のガニ汁が、さらにとっっっっっっても美味しい!!!!ガニの油がより濃厚になり、もうたまりません。。。

自然のものからこんなに味が出ることに驚きました。化学調味料で染まっている日本の食品、コンビニのカニスープ・ニセモノの味にだまされてしまってるんだなぁと・・・気づかされました。見直さねば!!!

********

宴もたけなわ、ガニ汁・遊佐の特産焼酎・たくさんのごっつぉで話しも大盛り上がり!!!移住者同士の輪も広がり、大満足の忘年会で幕を閉じました。スタッフのみなさんの準備があってこそですね。

一年の嫌なこともガニ汁の旨味に変わって、新たな気持ちで年を迎えられそうですの^^*

命をいただくことに感謝しないとね。

「ごちそう様でした。」